大人オリジナル小説

Re: 生きていて何が悪い!!〜特別質問企画やってます!〜 ( No.116 )
日時: 2011/11/11 18:34
名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY

〜その頃の学校〜(さぁ、誰目線でしょ〜?)

今日も、いつも通りの教室。

ちょっかい出している奴もいれば、キャッキャ騒いでるやつもいる

急いで昨日やっていない宿題をやっている奴もいるし、こけている奴もいる

鬼ごっこをやっている奴もいる。マンガを読んでいる奴もいる

黒板を消している奴もいる。寝ている奴もいる

ベランダの花に水を上げている奴もいる。

まだまだいろんなことをしている奴がいる

こういえば、ヒトというものは個性が激しいものだ

集団でやっていることもあれば、一人でやっていることもある

こういうのが人間だ。人だ。

集団を好く奴もいれば嫌う奴もいる

これが人間だ。人だ

俺は、今思う。

【人なんて、大切な物にすぎないのだ】

この言葉に、反対する奴は絶対にいるだろう

だが、少し考えて欲しい

【ヒトが大切だと思うのならば、なぜ、いじめなどをする?
 人々を傷つける?殺す?苦しめる?悲しめる?おかしくないか】

俺は、頬杖をつき、ため息をついた

「はぁ……」

誰も、俺が………………って言う事に気がつかないんだよな

バカな奴らだ。

本当にバカだ。

誰も《こんなアブナイヤツが近くにいることを全然知らないんだな》

俺は、教室を見渡した

やっぱり、何も変わらない

俺は、またため息をつき、優華達の戯れ(たわむれ)を見た

普通にキモいピンク髪の女王様きどり優華が机に座りえらそうにしゃべる

そして周りの女子たちがわざとらしくキャイキャイ騒ぐ

アホ……

「昨日ね〜、パパに新作コスメ10個も買ってもらったのぉ〜〜☆」

そして超ロリのコスメポーチを出し、ジャラジャラとキラキラした

メイクグッズを出す。

あんなん付けて何が楽しいんだ?

≪うわー!優華様いいなーー!≫

「そうでしょぉ〜?みんなは〜、一般人だから買えないでしょうけど〜」

≪そうですよ〜…優華さまはお金持ちで良いな〜〜!!≫

いつ見ても気持ち悪いな…周りの女子も……

俺が一番好むのは真海ぐらいだ。

そう言えば…このクラスのターゲットは真海だったな…

アイツイイ女なのに何でターゲットなんだ?

結構もててたのになぁ?

『真海ちゃんってとっても可愛いんだよ!ステキなんだよ!!』

ガキリンが言っていたなぁ……

「ふぅん……」

俺は窓の外見て、揺れる作物を見ていた

そしてカバンの中からリンから渡された真海の写真を見る

そのには、後ろ姿で、振り向きながら笑っている姿だった

たぶん、いじめられる前に真海の元友達が撮ったんだろう

「いったいどうやって手に入れたんだよ……;」

俺は小さくつぶやき、カバンにしまった

何でリンから渡されたって言う理由は……任務?のためだ

任務とかわかんないと思うからそこは放置で行こうぜ。

前、下校中に一人、真海とそっくりな奴に会ったことがある

だけど、真海じゃなかった。

だってあったのは真海が入院していた時だ

それに、怪我の痕も、包帯もしていなかったし、何より真っ黒だった

制服も、目も、色も、靴も、靴下も。全部真っ黒だった

髪の毛意外。

そいつは、笑って無言で俺に銃を打ってきた

俺は死にかけた。だって、その銃が腕に…………うぉう><

そのまま逃げだしたが…

俺だって下校中だったから武器も持っていなかった

アイツは……誰だ?

すると、ケータイが鳴った

PPPP…

「ん?」

俺は携帯を取ると、手際良く開いてメールをチェックした

そのメールの送り主はリンからだった

―――――――――――――――
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送り主:*リン*
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題名:大変!どうしよう!
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どーしよう!また燈香莉が逃げ出しちゃった!
って言うか逃走しちゃった!!
ちゃんと部屋のドアにかぎを閉めていたのに燈香莉ってば
部屋のドアを壊しちゃったの!!
早く!敬と、恵里と、美李ちゃんを呼んで
急いで「BLACKring」に来て!!
至急だよ!来なかったら銃10連発の刑だからね!!

―――――――――――――――

ダジャレかよ。銃10連発って……

とはいえ、ま〜た、燈香莉が逃げ出したのか…

何回目だよ。ドアの修理費払うの俺なんだぞ!←(部屋管理係)

俺はゆっくり席を立ち、カバンを持ってドアを開けた

すると、男友達が

「あれ?お前帰んの?早退?」

「まぁ、そーゆー感じ。先生に言っておいてくれ」

「あいよ〜。じゃーなー」

「ああ、また明日」

俺はにっこりと笑いかけ、ドアを閉めた

優華達がこっちを見ていた事には気が付かなかった。

ピシャン!

「さてと…3人を呼びにいくか…」

俺はせかせかと走り出した。

ったく、燈香莉も困るぜ。