大人オリジナル小説

Re: 〜〜*私達の戦争*〜〜 ( No.13 )
日時: 2012/02/03 19:21
名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY

*〈murder・サツジン〉*



私は意識を失ってしまった。

頭が痛くてまだ体に残る痛み。

意識を失っているとき、私は夢を見た。

とてもとても、悲しい夢を。

今でもまだ覚えている。裏切りの痛み。

約束を破った疑惑の痛み。

〜〜☆★〜〜

あの日は…そう。小学校最後の8月だった

その日は慶介の誕生日で、みんなでお祝いした日だった

そのときはまだ虐められていなくてクラスとも仲良し。

優華とは親友といってもいいほどの仲。

いつも笑えて楽しめるクラスだった。

でも、いきなりの出来事が、私の幸せを奪った。取った。

本当に急なことだった。私はいったい何をしたのだろうか??

ああ、思い出すだけで怖い。苦しい。あの時、あの子がいなかったら、

私は死んでいただろうな。

別に私は何もしていない。

「murder」の手伝いなんて…一回も…


〜☆☆〜

「あ〜!遅くなっちゃた〜!!」

その日私は下校中、途中で友達と遊んで帰りが遅くなった

気がつけばもう門限近い時刻で急いでさっきわかれたところ。

もう真っ暗になる寸前の空は街灯を明るくし、私を照らしていた。

息を切らしながら急いで走る私は猛特急で家まで走った。

私は必死に走って走って、真っ暗になる前に帰りたいという一心だった

暗くなってしまったら何か起こるかもしれない。

「ここら辺は閑静な住宅街だけど住宅街に変わりはないし!
 大丈夫だよね!」

私は小さくそういった。

けどその考えすべてが甘かった。そして間違っていた。
















もし…あの時、もう少しだけ、少しだけ早く帰っていれば、

いじめにはあわなかったのかな?

怖い思いもしなかったのかな?

今もその気持ちが頭に横切る。