大人オリジナル小説

Re: *BLACKring*〜コメたのもぉー!〜 ( No.134 )
日時: 2011/11/24 19:06
名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY
参照: http://www.youtube.com/watch?v=NTTZAUeJ3Iw&feature=fvwrel

〜優華目線〜(↑の参照は優華のイメソンだぁ!合ってないかも…)


綺麗な夕焼けで染まっている町・道路。

「はぁ…今日も疲れたわぁ〜…」

だるい体を引きずりながらそう私は呟いた

優華はぁ、今ね長々しい横断歩道を待っているのぉ。

きれいな夕焼けで、目の前にビュンビュンと色んな車が通って行く

これじゃあ…しばらく通れそうにないわねぇ…

私は上を見上げた。オレンジ色の綺麗な空に

白くて不思議な形をした雲がゆっくりと流れていく

最近いじめをしてないからつまんないわぁ…

「真海は全然来ないしぃ……」

また真海が来るまで代理のターゲットでも作ろうかしら?

真海が来なくなってから3か月がたった。

ちょっと…やりすぎちゃたかしらぁ…?血だらけになってたしいぃ…

でもあの音…結構気持ちいい音だったわぁ…♪

いつのまにか、私の頭の中には〔もう一度やりたい〕

何て言う感情が芽生えていた。

あの爽快感、気持ちよさ。

いじめはこの世で一番の遊びよ……!

しかし、

私の頭の中にあのときの真海の姿が見えた。

血だらけで特に頭からの出血が多くて

意識がなくて倒れている姿。

やりすぎじゃないもんねぇ?むしろ私を喜ばせれたんだから

まみにとっちゃぁ、こうえいよねぇ…?

私は悪い事なんてしてないわよねぇ…?

とっても楽しい遊びをしてるだけよねぇ…?

私は…悪い事をしたのぉ……?

そんなことないわよねぇ…?神様?

「だって、真海が悪いもんねぇ…?」

私は上を向いたまま小さくつぶやいた。

そうよねぇ?真海が全部全部悪いもんねぇ…?

優華の慶介君をとったもんねぇ…?

真海が悪いもん…真海が悪いもん……

いっつも、慶介君と笑っている真海の姿。

いつもイライラしてムカムカしてズキズキして

ドキドキしてぇぇ…………

だから私は恨んだ。真海を恨みまくった

殺そうかと思った時期もあったけどそれはいくらなんでも

ダメだと瑠香に止められた。殺したかったのにぃ…

でも殺すほどのイラつきを発散させるのはどうすれば

いいかなぁ?と瑠香に聞いたの。

すると瑠香はニッコリ笑って小さく口を動かした

《い・じ・め》

そう読みとった。

私は爪を噛んだ。

すると、後ろで聞いた事がある声がした


「そっかぁ……真海が悪いんだね…?そっかぁ…」


え…?

あまりにも人の気配がしなかったので背筋が凍った

「誰!?」

私は後ろを振り向こうとした

しかし…

ドン…!

後ろを振り向くと同時に何かが背中に当たった

背中に強い衝撃が走った後、体が前に倒れた

「きゃ…」

ドス!

私は道路へと倒れてしまった。道路にドスンと体を打つ

いったぁい…

「だ…誰…よ……」

私は後ろを見ようとして起き上がろうとした

すると目の前に大きなものが向かっているのが見えた

大きな車体で沢山の物を積んでいそうな車…

「…え……?」

私の頭の中が真っ白になった

大型のトラックが私の目の前にせまっていた。

プーーーーーー!!!!

けたたましいクラクションが私の耳の中に入って行き通り過ぎていく

クラクションが鳴って数秒もたたなかった。

私の影とトラックの影は一緒になった。

ドガァン!

とても重苦しい音が道路に響いた

激し痛みと同時に体が風を通しているかのように

鳥肌が立った。足も手も首も何も動かず

一瞬、目の前が真っ暗になり、そのあと体が宙に浮く感覚がした

「え…………何…?」

私の口から小さく言葉が出た。

そして私の体に激痛が走った。そのあと力が出ず

ドスン!と

力強い音と同時に床に打ちつけられた。体のそこらじゅうが動かず

足も手も何一つ思うように動かない。

喉がつっかえているような感覚がして息ができない

呼吸がしにくい…苦しい…

「イッ……た……い」

何が……起きた…の…?

私の視界はうっすらとなっていて

周りからは≪救急車を呼べ!≫≪女の子が大型トラックに引かれたぞ!≫

などの声が飛んでいる。

「はぁ…はぁ……タスケテ……」

一瞬の出来事に何も理解できず、ただぐったりと倒れているだけだった

体中が痛くて、頭もとても痛い。

目を少し動かすと体中が血だらけだった

道行く人は無視する人や立ち止まって様子をうかがっている人もいた

私……ひかれたのぉ…………?

私は誰かに押されて……ひかれぇ……たのぉ…………?

だれがやったの……許さないわよぉ…………

思考が回らなくなっていき、段々と意識も薄くなっていった

私は誰かに押された方向を必死に目を凝らしてみた

そこにはニヤリと笑っている子。

あの子……しってるぅ…………

私……知ってる…よぉ…………

薄い紫色の髪の毛…………顔が良く見えない……

あ…………!

あ、の三つ子の………………腹黒いって…有名のぉ

依莉奈ぁ…?萌莉奈ぁ…?柚莉奈ぁ……?

だ…………れぇ……?

すると犯人の子は小さく口を動かした



《て・ん・ば・つ》



そしてその子の笑みが腹黒い心の持ち主だとわかった。

それが理解できた瞬間、私の意識は二重になって途切れた。