大人オリジナル小説

Re: *BLACKring*〜コメたのもぉー!〜 ( No.148 )
日時: 2011/12/02 19:25
名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY


助けて…!助けて眞人君…!!

助けて助けて助けて……!!!

私は必死に眞人君の名前を心の中で叫び続けた

何回も、何回も、涙を流して、怖さに耐えて…叫び続けた

眞人君…!!眞人君……!!!眞人君助けて!!!!

眞人君はバカな私を助けてくれた。しかも二回も。

一回目は急に何故が外に出たくなった私は誰の話も聞かず病室を

飛び出していった。適当に道をフラフラ歩いていたら迷子に…

空がどんどんと暗くなっていき、道も暗くなっていく

その時はまだ帰れるレベル!と思いこんでいた。

だからあまり心配もしなかった。

しかし、

きっと戻れる!とこの世界を甘く見ていた私に

神様は手をさしのべてくれなかった。

もっと変な道に来てしまい、暗い路地。ヒトケがない。

心配になって同じ場所をぐるぐると回っていたら今度は悪い3人組に

絡まれて……連れて行かれそうになったとき、眞人君が助けてくれた

悪い人達も追っ払ってくれたし、おまけに病院まで送ってくれた

必死のお礼を言うと眞人君は照れ臭くさそうに

「またなにかあったら助けてやるよ。」

って言って、アド交換を要求してきた。

一応、私は携帯を持っていた。データは全部消えていたけど…

まだ傷があまり回復していない時、目が覚めるとベッドの横の

テーブルに可愛いケータイを置いてあったその横にはメモが置いてあり

私担当の看護師さんの字で《真海ちゃんの携帯よ》と書いてあった

その時からデータは全部消えていて、まるで皆、ケータイも、何もかも

昔の記憶を思い出すなと言っているかのようだった。

だから、今は眞人君のメルアドしか私のケータイに入ってない

二回目は病室のベランダから落ちた私を地面でキャッチ。

4階の病室のベランダの手すりに乗ってみたかっただけ…

そしたら滑って…たまたま下にいた眞人君にキャッチされた

眞人君がいなかったら…今頃私……?

シンデル…?ココにいない…?

すると、男子は私の顔を見て言った

「ふーん…結構いい顔してるな…」

そう言ってゆっくりと頬をさわってきた

ゾクッ…

冷たい…指も、手も…凍ってるみたい……

男子はニヤリと笑う。

怖い怖い怖い怖い怖い…………

今、頭の中で助けを求めれるのは一人…

「ま…さ…とく…ん」

「ん?」

私は口を固く閉じて目の前に落ちてるケータイを目にした

ケータイをとって…眞人君に連絡……!

けど手は抑えられてるし…上に乗っかられてるから……

こう思えば、私は今とても危険な状態だと思った。

速く…!早く…!

私は腕を伸ばそうと必死に抵抗する。けどかなわない。

男子は笑う。表情を変えずに笑う。

速く速く速く速く速く……!

すると、男子は必死に何かを手に取ろうとする私に気付いた

私の目線の先にあるケータイ……

それをみると男子はもっと笑った。

男子はシュッと私のケータイをとった。

素早い動きで隙を見れなかった。

男子はケータイを取るために方ッぽの手を外した。

〈チャンス!!〉かと思ったら…

「っと。そー簡単に逃げれると思うなよ?」

「あ…!」

グイッ!ガシ!

簡単にまだおさえている手で両腕を掴まれてしまった

は、速…!

「は…離して!!通報するよ…!?いやなら速く離して…!」

私は必死に暴れまわった。必死に反抗した

すると、男子は「っるせーな…」と言って私の耳元で囁いた

「通報しても良いぜ…?けど今暴れたら後で俺を楽しませてくれよ…?
           こっちで」

そう言って男子は私の首元をさわった

え…

いや…!いやいやいや……!!絶対に嫌だ…!!!!

動きが大人しくなった私を見て

男子は笑って私のケータイを開いてピッピといじり始めた

ちょ…!勝手にやめて…

「ちょ!何するの…!?」

私は叫んだけど、男子は無視する

男子はお構いなくアドレスboxを開いた

「ん〜…?お前、アド一つしかねぇーじゃん。眞人…か。
 もしかしてさっき小さく言った名前ってコイツ?」

「……っ」

「…ふーん。おもしれぇじゃん」

すると、男子は勝手にボタンを押して私のケータイを耳にあてた