大人オリジナル小説
- Re: *BLACKring*〜コメたのもぉー!〜 ( No.149 )
- 日時: 2011/12/14 22:02
- 名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY
(眞人目線)
あー、さみぃ…
冬(まだ秋です)になると気温が一気に下がるのが嫌なんだよなぁ…
せっかくのお気に入りの真っ白のマフラーも泥だらけ…
ガキの泥団子遊びにつられちまった…避けまくってたけど
一人のガキの団子が……っち…ぬぬ……
っと、心の中で叫んでも、声に出して叫んでも、
今は一人。通る人もない。昼間なのに。
敬と美季と恵里と俺で4人がかりで別々の道を進んで燈香莉を
見つけたら連絡する…と言うなんとも普通の考えだ。
別々の道ってさびしくね?そのうち…卒業して。BLACKringのメンバー
ともお別れで…!きっと美季は国立…敬はサッカーで有名な所へ…
恵里はしらね。ってかどーでもいいくね?そんときはそんときだろ?
俺?高校はいかねぇ。バイトしててきとーに生きていく。
それがなにより自由で良さそうな感じがする
そのために俺は産まれてきたってもんだ
俺は上を見上げた。白くてきれいな雲が流れていく
「…………」
プルルルル…
ビクッ
カバンの中から可愛い着メロがなった。
「びびった」
俺はカバンのチャックを開けて黒色のケータイを開けた
ケータイの画面には【真海】と表示されて光っていた。
真海か…。ってか何の用だ?急に電話してくるって…あいつらしー。
俺はケータイをパカッと開いて通話ボタンを押した
耳にケータイを当てて「もしもし。何か用か?」と言った。
すると、帰ってきた声は真海じゃなくて誰かわからない男の声だった
『ん?出た出た。なぁ、お前って眞人か?』
ん?あれ?聞いたことあるかな…?この声……?あるか…?
「は…?誰だよお前…」
『俺?俺の名前は奨菟。』
しょ、しょ、しょ、奨菟…!?
「え…、お前…同じクラスの……!」
『正解。』
「そうか。って、おい。何で真海のケータイから連絡取ってんだよ
おかしいだろ。30文字以内で説明しろ」
『ナニその難問。』
「いいから早く理由説明しろ」
『お前の根性試し。』
は…??
「フォアッツ?」
『英語ヘタクソ。とにかく待ってるぜ。桜見公園で』
「え…?ちょっと待てよ!」
『何だよ?』
「真海はそこにいるのか…?」
『いるけど?動いてばっかりだから今縄で縛った。口にはガムテープ』
は、はぁ!?
「はぁ!?お前何しようとしてるんだよ!!」
『根性だ「ふざけんなよ!!!」
『人の話最後まで聞けよ…。ま、とにかく待ってるからさ。今から
30分までに桜見公園で待ってる。30分以内に来なかったら
真海ってやつはどっかへおさらばだぜ。意味わかるよな…?』
「なっ!ちょ…!ま【プツンッ】
ツーツー……
小さな音が俺の耳の中で回る。この音で今真海はとても危ないって
事が一瞬で理解できた。アイツ…奨菟は狂ったら人を2,3人殺すまで
止まらないってよく噂になっている…!
奨菟…、何する気だ!?
桜見公園で待ってるって…!来なかったら真海は…………!
「ッチ…!」
俺は軽く舌打ちをして、カバンにケータイをしまった
そして、ダッシュで走りだした。桜見公園へと向かった。
今一番気になってるのは……
「真海の居場所ぉぉぉぉぉぉーーーー!!!!急げぇぇぇーー!!」