大人オリジナル小説
- Re: *BLACKring*〜コメたのもぉー!〜 ( No.150 )
- 日時: 2011/12/03 18:05
- 名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY
作者の独り言。
作:誰目線とか、時間がごちゃごちゃになってきた><
本文へ戻ります
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(瑠香目線)
私は教室のドアを蹴飛ばし、教室を出た
「ちょ…!瑠香!?何処行くんだよ!」
明日香の大きな声が教室に響く。
でも私の耳にはこれっぽっちも明日香の声なんて入ってなかった
隣のクラスからは酷い音が絶えなく聞こえてくる
ガシャーン!ドガ!バキ!
何の音…!?
私は急いで隣のクラスのドアを開けた。
ガン!
勢いがすごい音に酷い音は一瞬で止まり、クラスの全員がこっちを向いた
私は見てしまった。
大勢の人が沢山のバッドや木の棒を持って孤独な人を苦しめている
孤独な人は小さく、まるまって、動かない。
やっている人達は目の色がおかしくて狂っているようだった
見ている人も少なく、全員後ろを向いていた
私は何故か体に、力強い電気が走ったようだった
体が動かず、よくわからない景色。
これが…「いじめ」。
私達が真海にやってきた事…真海を死ぬよりも苦しめた事…
私の目から涙が一粒流れてそのあとも、どんどんと涙が流れる
涙じゃない…水だ。水…
水が目から出ているだけなの。
悲しくなんかないの。苦しくもないの。
たとえ、どれだけ苦しい暗示をかけても
真海の悲しさと気持ちが私の心を揺れ動かす
いつも「やめて!やめて!」と叫んでいた。
そのたびに私達は真海を苦しめて……
真海が口を開くたびに増える傷。
自分が今まで全て全て真海にやってきた事が
悲しくて…苦しくて…アホらしくて…バカみたいで…
私はどれだけ、どれだけ、どれだけ真海を苦しめたのかわかった。
前なんて力ずくで手首を切らせた。
あの傷は今もきっと残っている。
切った瞬間、酷い音が鳴って
怖くて、一瞬、「止まって欲しい」と
願ってしまった。でもそんな願いも叶うわけなく
真海の手首から沢山出てくる赤色……
あの色は真海の…真海の…怒りだとわかった
もしかしたら…本当は心の奥の奥では、
〈やめたい。真海が苦しんでいる〉
なんて思っていたのかもしれない。
でも、真海のいじめが始まった原因は
私のせい。私が悩んでいた優華様に真海を懲らしめる
ための楽しい遊びとして……
自分がやったことがどれだけ酷いか。
真海にやったことがとても恐ろしいか
どれだけ醜くて、どれだけ無残だったのか
今わかった。
全部全部、私が間違っていた。
真海は…!何も悪くない…………!!!
真海…真海…真海…真海……真海…………!!
〈真海、ごめんなさい〉
一瞬、心の中で唱えてしまった
その時!
パァン!
「!?」
心の奥でガラスのように固いずっとたまっていた
物が、一瞬にして割れた気がした。
その瞬間、心がすっと軽くなり、
自分の良心が悪い心の壁に閉じ込められていたことに
気が付いた。だけど、悪心は砕け、
良心が解放された気がした。
目の前の光景は、何もかもが間違っている
「正しいいじめ」などこの世には一つもない。
私は、気付けば、がむしゃらにいじめを止めていた
どんな痛みを味わおうとも、真海の痛みより
何十倍、数百倍もマシ。
体が痛くて、心もいたくても、
いじめはあってはならないもの。
いじめがなければ、人は傷つく想いなんてしないはずだから……