大人オリジナル小説

Re: 〜〜*私達の戦争*〜〜 ( No.153 )
日時: 2011/12/06 22:41
名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY

(リン目線いってみる〜?bye:リン)

まだ昼間。眞人に連絡してから数時間しかたっていない

私はお気に入りの電信柱の上に絶妙なバランスでたっていた

下に見える道行く人は誰も私の存在に気づかない

第一、誰も気づくわけない。

この時期、正直ここはキツイなぁ…寒いもん…

でも、この電柱のてっぺんから見る街はキレイだな〜…

はるばる逃げてきたかいがあったや。

風は全く吹いていないのにもかかわらず

ワンピースはの裾はひらひらと揺れていた

私は袖無で真っ白。おまけに膝ぐらいまでのワンピースのすそ

下には靴下も靴もはかず、ただワンピース一枚だけ

裸足の足は電柱を冷やす。冷たいコンクリート

電線……★触ってみよっ

隣から隣へとつながる電線は触れたらバチン!と激しい音を鳴らした

電気が漏れ出し、関電の危機?

『ふわ!』

ビックリしたぁ〜…

でも、ちょっとこのしびれいいかも〜!

私は少し流れる電流が面白くてずっと電線を握っていた

パチパチ…

何か電流の様なものをはげしく流していて、普通の人なら触れてはいけない

すると、どこかから何回も聞きなれた声が聞こえた


「お変わりないですねぇ?リン様」


『!!??』

すがすがしい声。だれもが聞き惚れるかもしれない声

この声は……!もしかして……!!??

私は電柱に手を置いてタン!と飛んで、電線の上に上手く乗った

すると目の前に……

「リン様。おなつかしゅうございます。」

ヒュウゥゥゥ……

寒い冬・秋風に髪の毛が揺れた

一人の15歳ぐらいの男が反対方向の電線に空気と共に姿を現した

一番見慣れた事がある姿で一番見たくない姿…!

どうして…!?どうしてここがわかっちゃったの!?

『ヴァード…!』