大人オリジナル小説

Re: 〜〜*私達の戦争*〜〜 ( No.159 )
日時: 2011/12/14 21:57
名前: 菜々希 奈菜☆ ◆mkSlAKVcCY
参照: http://www.youtube.com/watch?v=fgESmgZ4ld8&ob=av2e

(↑の参照の歌を小説のイメソンにしようかなぁ…っと迷う奈菜><
  31、2秒ぐらいが歌の始まりですよ〜。ぜひぜひ。)

本文
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(眞人目線)

俺は記憶をよみがえらせながら小さくため息をつき、バッグの中に

ケータイをしまう。足を一歩一歩進めながら、マフラーでゆっくり口を隠す

息をひとつはくと、白い息がすっと出て、すっと消えていく。

さっき、美季から連絡があった。燈香莉を捕まえたと。

今思えば、美季にとっちゃあ、燈香莉捕獲は簡単かもしれない

あいつの技は予想外の力を持っている。正直、人1、2は殺せるかもしれない

あの銃の使い方によってあんなに効果は変わるのか?

燈香莉は対立できる力と言えば瞬間移動と透明隠ししかできない。

ならもちろん責めれる美季が強いのに変わりはない

敬は何処をほっつき歩いているのかわからない。まだ来ていないようだ

恵里は美季より早く戻ってきていたようで、美季が基地に着いたころには

BLACKringの基地の機械室で準備をしていたんだと。

やっぱり、恵里も美季の燈香莉捕獲率を予測していたのかもしれない

で、今、恵里は燈香莉の処置をしている。美季は休んでいる。

美季の銃弾は凄い力の代わりにすぐに体力を消費してしまうのが欠点だ

敬はほっといたほうがどちらかと言うといいかもしれない。

俺はそんな事を考えながら、大道路の道の奥にある小さな曲がり道を

歩いて行った。誰も通らない人どうりの少ない道で暗い。

道ぞいに建っている倉庫の様な小さくてぼろっちい建物が邪魔。

しばらく一人でずっと歩いていると目と鼻の先に少し崩れかけの

ボロくて背が高い廃ビルがそびえたつようにとても目立っていた。

本来は白いビル。でも、建てられて30年近くのビルだから所々色がはげていて

本来のネズミ色が丸見え。崩れているせいで錆びた鉄の骨組みが

とても見えている。正直言えばいつ崩れてもおかしくないこのビル

たとえどんなおせじでも綺麗とは言えるものではない。

俺は一瞬、足を止めて、服に着いた黒いほこりを取ってまたため息をついた

足をまたゆっくりと少しずつ進めていき、廃ビルに向かった。

どんどんと近づいてくる廃ビルはやっぱり、綺麗とはとても言えない

反対に誰も近寄る気がしない。なんせこの細くて暗い路地だから

この道自体で誰も近寄らないのが当たり前。

コツコツコツコツ…

「着いた…」

俺は小さくつぶやく。

廃ビルの入口の前に立つと上を見上げた。

すると、6階ぐらいのベランダから美季が下の俺を待っているように

キツイ目線で見ている。そして口をパクパクと動かした。

その口から読み取る言葉はほとんどが放送禁止用語かもしれない。

俺は廃ビルの曇ってきたないヒビがたくさん入っているガラスドアの

ドアノブを掴み、ゆっくりと前へとおした。

ギィィィ…と鈍い音を出しながら、ドアはゆっくりと開いた。

暗い一階は沢山のがれきが落ちていて骨組みの鉄もたくさん落ちていて

いわばすっからかんだった。何もない。あるのはがれきたちだけ

俺は崩れそうな階段を上って6階へと向かった。

敬の声が上から響いて降りてくる。敬いたのかよ……

燈香莉の電撃波が上からパチパチと俺のケータイに伝わってくる

この電撃波は燈香莉が暴れている時しか出ない電撃だ。

俺は2階へとのぼった。2階も1階と同じですっからかんだ。

3階は太陽の光が綺麗に部屋に入ってきていて、がれきたちを照らしていた

3階の壁は崩れていて、太陽の光がおおいに漏れている

4階は真っ暗で何も見えないくらいの密室。

5階は全部が崩れている。床も壁も。4階が下に見える

俺は6階の部屋の部屋の大きなドアを開けた。