大人オリジナル小説

Re: 〜〜*私達の戦争*〜〜ついに参照1000来たァァァ!!! ( No.164 )
日時: 2011/12/25 21:39
名前: 菜々希 奈菜 ◆mkSlAKVcCY

放置プレイヤバス!(ヤバ沢さんかぁぁぁ!!)
更新させてもらいます

〜〜〜〜〜〜〜〜★☆〜〜〜〜〜〜〜〜

明日香どうしたの…?

浪江。

明日香元気ないよ…?

浪江…

明日香最近変だよ…?

浪江……!

ねぇ…明日香笑ってよ……

浪江…………!!


「ああああああああああ゛!!!!!」

うちは声がかれるほどの悲鳴を上げながら起き上がった

何もかもが頭の中でこんがらがっていてわけがわからない

ひどい夢というかつらい記憶にあせってしまったのかもしれない

うちの体は息がとても荒くてはぁはぁと呼吸が追いつかないサインを出している

汗がもうやばくて額から流れ落ちてポタンとうちのひざに落ちる。

「何だ……?」

うちは上を見上げた。

目の前はまっさらな空で雲ひとつもない、いい空だった。

「…………」

黙って老いれば答えが出てくるような気がする

そんな理解しようとするものじゃないかもしれない。

だけどどうやらうちはひどい夢にうなされていたらしい

あのまま寝た記憶もないし、屋上にきたときぐらいの記憶しか残っていない

周りを見渡すと悲劇の光景だった

血だらけのやつらが屋上の床にカーペットのようにたくさん倒れている

うちは自分の体をおそるおそる見た。

予想は的中した。体中に血がべっとりとついていて手にもたくさん

私は自分の体に寒気がした。自分のマイバッドも血だらけ。

どうやらうちはまたやってしまったらしい。

無意識のうちに体が暴力を振るってしまう。

よく見れば倒れているやつらの中に女は一人もいなかった

きっと学校の中の不良の暴力軍団かそんなやつらだ

無意識とかいってるけれどきっとうちが覚えていないだけだ。

だって自分の無意識だけじゃこんなにもたくさんのやつらを倒せるわけがない

うちはもっと自分の存在自体が怖くなった。

何でいつもこんな風な学校生活なのだろう。

きれいごとを言う人は「人には必ず幸せが訪れる」とかなんとか言うけど

そんなの薄っぺら言い訳だ。絶望した人を助けるための薬のようなもの

なのかもしれない。結局人は自分の事しか見えてないんだ

「…はぁ……」

うちはため息をついて屋上の壁にもたれた

浪江…また心配するかな。

前も血がべったりついた制服で帰ってきたら浪江は驚いていた

いつものことなのに……

でも浪江は笑顔で「おかえりなさい!」といってくれる

親はしっかり者の浪江しか好きじゃないらしいからうちをあまり愛してくれない

人は自分のことばかりだけど浪江はうちのことも考えてくれているような

感じがして…

…………

結局、うちも浪江のやさしさに甘えているだけじゃん。

だけど、やっぱうちは浪江は大好きだ。

浪江だけは好きだ。うちは。