大人オリジナル小説

Re: 〜〜*私達の戦争*〜〜ついに参照1000来たァァァ!!! ( No.168 )
日時: 2012/01/05 18:33
名前: 菜々希 奈菜 ◆mkSlAKVcCY

(普通目線だけど白莉バージョン)

「…………」

あたしはただ、ただ、青くてきれいな空をじっと見つめていた。

空からは何も伝わらなくてただゆっくり白い雲が流れる。

涼しい風が吹いて私の髪の毛がゆらゆらと揺れる。

「…はぁ…」

小さなため息を下に向かってはいた。

跳ね返ってくるものはもちろん何もなく。

今日でため息をついたのは何回目だろう。

どうしてこんなにため息が出てくるのだろう。

何もない日々がゆっくりと続くだけでまたため息が出る。

「はぁ……」

私はケータイを取り出してパカッと開いた

慣れた手つきでボタンを押し、それと同時にピッピッと音が屋上に響く

あたしはすばやく「星波中学校裏学校サイト」と検索して

簡単にクリックをする。黒い背景が出てきて暗証番号入力所で

暗証番号をカチカチと簡単にやればすぐに裏学校サイトなんて見れる

たくさんの赤い文字がバァァァと出てきて悪口やら変態な話やら

たくさんの会話が映し出される。

あたしは↓ボタンを押しながらゆっくりと履歴を読んでいく

『あー、○●うっざ!』『▲とかマヂ死ねばいいのに』『消えろ消えろ消えろ』

そんな汚らわしいことしか書いていなかった。

「…ふん」

毎日あたしは裏学校サイトを出入りしている。

なぜかというと…一言で言えばあたしは情報フェチ&情報屋だ。

裏学校サイトにはたくさんの情報が詰まっている。

たくさんのあいつの弱点やそいつの情報などが山ほどあるからだ

そう簡単に出てはないけど頭を少しひねれば簡単に情報なんて見える

あたしにとって裏学校サイトは「無料情報入手所」とでも言えばいい

そこから手に入れた情報をほかの人とお金で交換する。

的な感じだ。すべてのケースがそうでもないけどね。

ちなみにこの町の中であたしは「2番目の情報屋」だ。

2番目があたしということはもちろん一番がいる。

一番のあの情報屋は人気も一番・情報も正確・町の人たち全員の情報を知っている

まさに「一番の情報屋」っていうやつ。

その「一番の情報屋」といわれるやつの名前は…………

すると急に屋上の入り口付近(つまり後ろ)から聞いたことがある声が響いた。

「大神 赤音だろ??」

「…!」

あたしは急いで後ろを振り向いた

この声…………あいつだ。

あたしが完璧に後ろを向いたときにあいつは屋上の入り口の開いたドアに

もたれかかって、手を振って笑ってきた

真っ黒の髪の毛で背が高い。なかなかの美フェイス。

そこにいるだけで絵ができるかもしれない…

「奨菟……」

あたしが言うと奨菟はまた笑った。

「久しぶりじゃん。」

そういって気楽そうにドアを後ろ足でけった

「ほんと。久しぶり。…で?」

あたしが問うと、奨菟は「え?」という顔をした

「え? じゃないし。なんか用があってここにきたんでしょ?」

すると奨菟はけろっとした何の感情もない顔で

「何もない。」

ときっぱりと答えた。

「ふぅん。あっそ」

あたしは少し冷たく返した。

奨菟は何を考えてるのかいまいちわからない生物だ

こんなやつがほかにいるのだろうか