大人オリジナル小説
- Re: 〜〜*私達の戦争*〜〜 ( No.3 )
- 日時: 2012/02/04 18:01
- 名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY
*〈華々しいhell〉*
私は華々しい板の前で呆然と立ち尽くしていた
目の前にある現実を受け入れることができず、
ただ口をあけては閉じて、口をあけては閉じて。
大きな大きな板にはたくさんの番号がきれいに書かれていて
周りではしょんぼりする人や大喜びする人もいる。
「う、そ…!?どうして…!!?」
私は声を振り絞って叫んだ。
怒りとともに絶望感が芽生えた。
現実がわからなくて、苦しくて、めちゃくちゃな脳内
現実逃避を頭の中でする。頭の中でめちゃくちゃに叫ぶ。
私は憎しみの力を手にこめた。
持っていた紙がたちまち持っていた部分だけぐしゃぐしゃになる。
頭がくるくると回っていて苦しい。
ああ、もうぐしゃぐしゃだ。意味がわからない。
目の前がくらむ。ああ、目の前は暗闇。
何もない。希望の光ひとつも…
いやだ!!そんな…!!!!
せっかくの最後のチャンスだったのに…!
私の…私の…私の痛みと努力はむくわれなかったの……!!?
体のおくからカーッと熱が上がってきて、体中に力が入る
しかし、損なのは一瞬のうちにも過ぎず、力と熱は
しゅるしゅると体に吸い込まれていった。
その瞬間、足の力が一気に抜けて床にへなへなと座り込む。
ああ、目が回る。あたまがおかしくなりそう。
もういやだ
周りの人が私に気づき、≪大丈夫ですか!?≫と声をかけ始める
もう無理だ。生きていけない。
希望の光は今目の前で消え去ってしまった。
この先、わたしはどうなってしまうのだろう。
中学になってら小学生よりもっともっと傷つけられるだろう。
頭が急に熱っぽくなり息が続かなくなってきた。
目の前の視界はくらみはじめ、私をやみに引きずり込む
そして、ゆっくりとゆっくりと私の意識は遠のいていった。
私……、一体どうすればいいの?
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