大人オリジナル小説

Re: 生きていて何が悪い!!〜参照400きたぁ!〜 ( No.98 )
日時: 2011/10/24 20:36
名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY

〜その頃の学校〜

ザワザワ…

真海の教室はいつも騒がしいが、今日は一段と騒がしかった。

その原因は知っての通り、真海の倒れた件だ。

コレは警察は事件と判断し、調査している。

これは小さくニュースでも放送され、すぐに学校の話題になった。

しかし、優華達がやったなんてこのクラスか学年ぐらいしか知らない

いや、もしかすると、このクラスしか知らないかもしれない

≪ねぇ、あのまま真海運ばれたれたらしいよ?≫≪ちょっとヤバくない?≫

クラスの半分以上の男女が自分たちがやったという事がバレたら

どうしようかと心配している。まぁ、ただでは済まないだろう

優華達は瑠香の机で話していた。

「んもぅ!皆いまさら何言ってんのよぉ!ねぇ!」

優華は机の上に座って足を組んでいた

「そーです…よね…」(真海ごめんなさい…許して…)

「本当…だな」(真海…本当にごめんな…苦しめて…)

「そ〜ですよね〜!優華さま!」(ざまぁ〜!きゃはは!)

でも、教室の騒がしさは止まらない。

「んもぉ!しょうがないわね!」

すると優華は机から降りた

「優華さま〜?」

優華は教卓に行くと、手を教卓に叩きつけた

バン!

「まったくぅ〜!皆〜心配し過ぎよぉ〜!」

クラスメート全員が優華の方を向いた。

≪優華さま…≫

「いまさら何心配してるのよぉ!優華を裏切る気ぃ!?」

≪……いいえ…そんな事は…≫

「ならぁ!そんなボソボソしてないで堂々としてなさいよぉ!」

≪はい…≫

「もっと大きな返事ぃ!」

バン! ビクッ!

≪はいぃ!!≫

すると優華はふっと笑って、教卓から降りた。

そしてまた、瑠香の机に戻った

「さっすが優華さま〜!かっこいい!!」

「す…ステキです…」

「だ…な…」

「そんな事ないわぁ〜☆」(別に真海がどうなったっていいのよ!)

キャッキャッ!キャッキャッ!


「真海…運ばれたのか……」

優華達が騒いでる中、慶介が教室の隅っこの壁にもたれていた。

「はぁ…」

慶介は重苦しいため息をついた

今日でもう30回目。

慶介の頭の中に昨日の真海の悲鳴がよみがえった


〜☆★〜

『いやぁぁ!やめてぇ!!』

ドガッ!バキッ!

痛々しい音が公園内に響く

『うるさいわよぉ〜!みんな!もっとやっちゃお〜!』

≪おーー!!≫

『きゃぁぁぁ!!!』

真海は…髪の毛を引っ張られたり、バッドで体中を殴られたり

蹴られたり、殴られたり…真海は沢山のところから血が出ていた

慶介は怖くて動けなかった。でもなぜか、真海をいつの間にか何回も

殴っていた。何回も何回も……

しばらくすると…

『う…!ゲホッ!』

クラスメートたちは真海を殴り続けた

真海は倒れて今にも気を失いそうだった

すると優華が真海の前に来た。

『じゃあ、キメの一発ぅ〜!!そぉ〜れ!』

優華はそう言って金属バッドを大きく振りかざし…

ビュン

ガァン!!!

公園の中に、凄い音が響いた。

クラスメイト達は≪あっ……!≫と小さく言う。

そして、優華は二ヤける…

真海は頭を強くバッドで殴られたのだ

『あ…う…ああ…』

真海はうなり声を上げた。声を振り絞って…

頭を押さえて、足をバタバタとしている。

すると…

『あ…あう…………』ピタッ

真海は急に黙った。真海の体の動きも止まった

足をバタバタしていたのも止まった

そして沈黙が流れる。

寒くて重い空気。

≪何…?え…?≫≪真海の野郎…急に黙りやがった…≫

クラスメートたちのコソコソ声が響く。

すると…皆は真海の状態に気が付いた

≪!!!!!!! え…………≫

ガタッ…ドン!

そしてバッドが落ちる音がする。

皆は目を見開いた

クラスメートたちの中では半涙になっている子もいた。

優華もバッドを落とした。

ドン!

そして叫んだ。

『ま……真海!きゃぁーー!!』

真海の頭からは血が大量に出ていた

瞬く間に真海の近くの地面は赤く染まっていく

頭の周りには血だまりができる。

真海の意識はなかった

≪ま…真海!ヤバイ!≫≪や…やりすぎた!!≫≪に、逃げようぜ!≫

バタバタバタバタ…

クラスメートたちも優華達も慶介も…皆真海をほったらかしにして逃げた

そのあとだ。真海が病院に運ばれたのは……

〜☆★〜


「はぁ……真海、大丈夫かな…」

慶介は小さくつぶやく。

「今日…病院行って様子を見に行こうか……ごめんな真海…」

慶介はそう言ってから教室を出た

慶介は知らなかった。

真海が記憶喪失の事を……