大人オリジナル小説

Re: 妹ぶりっこ姉はオタク ( No.2 )
日時: 2011/09/26 15:28
名前: 心愛

No.1
 「皆見てたよ」

「おはよー、お母さん」

「あら、おはよう乃亜」

今は春。
春っていっても結構寒い方。
あ〜、よかった、まだアイツ起きてない。
朝っぱらからアイツと顔合わすのとか絶ッッッ対無理!

「おはようでチュ、ママタマ、パパタマ!」

うわッ!
朝っぱらからキモイものみたよー、はきそうだよー。
チーズのパンが一気にまずくなったよー、取り替えて?

「お母さん、私耳悪くなったのかな?雑音でお母さんの声が聞こえない」

「あら?大丈夫?今日耳鼻科連れて行ってあげるから、学校早め終わりなさい」

やった☆
早退決定☆

「ママタマ!乃依姫のパンはまだでちゅか?」

「あら?あなたに出す、ご飯なんてないわよ」

「びぇぇぇぇん、なんででちゅかーー!!!」

「ほしかったら、働きなさい!」

あはは♪
さすが、ママだね♪
じゃ、私はいってきまーす☆

「おはよー、愛海」

「あ!おはよ!乃亜」

「今日は早いでしょ!」

「早いね、あ!よかったぁ…あの馬鹿糞妹はいないんだね♪」

「私が一緒に来ると思う?」

「来ないね」

「「ぎゃははははは」」

私達の笑い声が響く。
皆びっくりしてるけど気にしない♪

「乃亜たまーーーー!!!」

っげ!
もうきたよ。
で・も♪
私と愛海の足の速さには勝てまい!!!
何でかというと…

学校で一位が愛海
二位が私だから♪

アイツも結構早いんだけど、逃げ足が速いだけなの〜。
っへ!
ば〜か!

「待って下さい!乃亜!愛海」

あれ?
この声は…

「「咲稀!!!!!!」」

「なんで?」

「ものまねしたんです、そっくりだった見たいですね」

「え!?すごいねー、咲稀、でもあいつに似ても仕方ないよー」

「ですね♪」

「でもさ、声を似せても、咲稀は絶対乃依にはなれないよ」

「「え?」」

愛海咲稀が声をそろえる。

「だって、咲稀はクラス一美人なのに、クラス一ブスになれないってこと」

「あ〜!確かに!」

「クラス一美人は…っていうか争ってるぐらいですよ、愛海と乃亜で」

「そ、そうかなー?」

愛海がでれてるー!
可愛いなぁ!このこの!

「乃亜たまーー!!!」

本物、きたよー。
乃依ウイルス接近中☆
気をつけろ気をつけろ〜!

「来るなー!!」

ガコン

ナイス!蹴り!
っていうか、今の愛海?
うわー、どこできたえたのー?

「な、何するんだニョン!乃依姫の綺麗な顔に傷がつくじゃないでちゅかー!!」

「綺麗な顔?え?あんたの体の何処にあんのよ」

「酷いでチュー!」

「きもい、ねずみかお前は!あ!ねずみのほうが綺麗だ」

「何をやっているんですか!愛海さん!乃亜さん!事情を説明しなさい!」

へ?
あ、先生か…
こういうときは!
咲稀!いってやりなさい!
咲にウィンク☆

「先生!私見ていたんですけど、乃依さんが乃亜さんにドロップキックをしたんです!それで、愛海さんが止めたら、自分で転んで泣いていたんです!」

ドロップキックってどんなんだよ(笑)
妄想力豊かだねぇ…咲稀は。

「そうなんですか!?乃依さん!職員室に来なさい!」

「違うにょん!乃亜たまたちが…!」

「なにいってるの?乃依!私にドロップキックをいれたのを…皆見てたよ…」

「私みたわー!」
「俺も!」
「実の姉にあんなことするなんて!!」
「乃依、ひどー!」

これは、作戦、じゃないんだよ…

全校生徒が、乃依を嫌っているの。

全員私の味方ってわけなんだよね〜。