大人オリジナル小説
- Re: 自己中×ぶりっこ ( No.2 )
- 日時: 2011/10/05 19:01
- 名前: 木堂 紗枝
×壱
ふぁぁ〜。。。
眠たいな…。
アタシ、【佐藤 由紀(サトウ ユキ)】。
今、リビングで朝ごはんを食べてる…時間なんだけど、今日は、学校登校中。
「おはよー。」
「おっは〜!!交換ノート持ってきたー!?」
元気良くアタシに挨拶するのは、【丘本 百花(オカモト モモカ)】。
可愛いんだけど…腹黒いって言うか…なんていうか…ね。w
とにかく迷う子なんだよね〜。
「持ってきたよ♪ほら。」
とびっきりの笑顔で言う。
でもそれは、本当の笑顔じゃない――。
アタシは、あの日から笑顔を奪われた――。
その笑顔を奪ったのは…。
「ォはょぅでチュ!!今日も可愛いゅさ姫の登場でちゅ!!」
「おはよう、今日もこれアタシ由真のためにやっといてくれる?」
こいつ等。
自己中×ぶりっこ双子。
【今町 由沙(コンチョウ ユサ)】。
こいつはぶりっ子のほう。
ウザイ。
【今町 由真(コンチョウ ユマ)】。
自己中の由沙の姉のほう。
こいつもウザイ。
結構、この二人、気が合うみたいだよw
百花がアタシになにか言いたいみたい…。
ひそっ
「また、きたよ…どうする?いつもの態度?」
「しかないんじゃない?」
その怪しい態度を見つけたのか、由沙が…。
「どぅしたでチュか?モモタン、ユキタン。」
おえええええええ!!
上目&ぶりっ子ポーズ。
あ、ぶりっこポーズっていうのは、両手をグーにしてあごに当てるポーズのこと。ね。w
「あら?早くしてくれない?この仕事終わらせてほしいんだけど。」
アタシは、百花にアイコンタクト。
すると、百花は演技を始める。
「あ、ごめんねぇ?由沙、いつもと一緒でカワイクないよ〜!
由真、そんなぐらい自分でできるでしょ?
あ、ごめんねぇ?
私達委員会あるから☆じゃね♪」
……
絶対に百花を敵に回さないでおこうっと…。
敵に回すことないけど。w
「さすが、百花!」
「エヘヘ〜♪なめないでよね!」
っと話題が思いっきりずれてた。w
あの二人がアタシの笑顔を奪ったのは…。
二年前――。