大人オリジナル小説

Re: 自己中×ぶりっこ ( No.3 )
日時: 2011/10/05 20:01
名前: 木堂 紗枝

×弐

あの二人があたしの笑顔を奪ったのは…。

二年前――。

アタシが、学校登校途中だった。

「今日は、アタシの誕生日かー…。なに買ってくれるのかな?」

笑顔で、アタシは…一人で…登校道路を歩いていた。
すると…。

「バヵみたぃな、君はぉしぉきでチュ♪」

虐めか…。
止めなくちゃいけないのかな?

すると、そのぶりっ子は、ナイフを取り出した。
刺すきだろう。
そう思ったけど…足がうごかなった。

「やめなさい!!」

この声…聞き覚えがある…。

グサッ

あの声は…お母さん!?

「お…お母さん?」

心臓一突き。

酷いよ。
貴方は誰?
名前を教えて。

お母さんは悪いことをした?
警察に捕まれ。

虐めぶりっ子。

ウザイ。

涙なんか流せない。
笑えない。

今日はアタシの。。。

アタシの誕生日なのに―――。


プルルルルル

アタシの携帯がなった。
手が震えたけど、ようやく…。

ガチャ

取れた。

「も、もしもし…?」
『佐藤 由紀さんですか?』

いやな予感がした。
聞きたくなかった。

「は、ハイ…。」
『大変残念ですが…お父様が…小学生のお父さんが由紀さんのお父さんをひき逃げしました――』

聞き取れない。
なに?
何を言っているの?
警察?
馬鹿みたい。
お父さんが…死ぬわけないよ――。
母さんだって。
死んでないよね?
お母さん、お父さん。。。。

後で調べたら、由沙のお父さんがひき逃げ。
虐めていたのは由沙でお母さんを殺した。

ありえない。

ありえないよ。

ふざけないで。

あの?

あのぶりっこに、母さんが殺されたというの?
ぶりっこのお父さんが父さんひき逃げ?

逃げたの?

いやだ…。
無理。

ふざけるな。

そして――
アタシは決めた。

貴方に復讐をささげます。。。。。