大人オリジナル小説
- Re: 自己中×ぶりっこ ( No.6 )
- 日時: 2011/10/07 21:12
- 名前: 木堂 紗枝
×参
だから、こいつ等に。。。
復讐をしなきゃいけない――
そうだよ。
こいつ等が、アタシの父母を奪ったんだから。。
「由紀?大丈夫?あの時のこと思い出したの?」
そう。
あの時も、百花がいてくれた。
慰めてくれた。
百花はアタシの一番の親友。
「ねぇ…由紀。あいつ等、虐めちゃう?」
百花から、信じられない言葉を聞いた。
虐める?
そうか、虐めればいいのか。
そうだ、お母さんは虐めのことで殺された。
虐めで、お返しをすればいいんだね。
お母さん。。。
いまから…復讐をするよ。
絶対、見てて…ね?
「虐めよう。百花頭、さえてるぅ!!」
そうだ。
本当の笑顔を取り戻そう。
本当に笑えるように。
「でしょ!!皆あいつ等のこと嫌ってるし♪ちょうどいいじゃん!!」
「アタシ、作戦メールで送るよ。みんなのメアド知ってるから。」
「ナイスッ!!明日から快楽がハジマルンダネ!!」
百花の…。
百花の最後の笑顔が…怖かった。
初めて、百花に恐怖感を感じた。
百花は絶対にあいつ等をしとめるんだね。。。
だったら、アタシも協力する。
アタシも、あいつ等のこと…。
怨んでるから―――。
「ゆーちゃん!!ももちゃん!!」
かわいらしい声。
声優をやりそうな声。
あの子だ。
百花とアタシのもう一人の親友。
【林崎 初音(ハヤジザキ ハツネ)】。
この子も、あいつ等。のこと怨んでる。
百花は、あいつ等の父親に父母を殺されたから。
初音は、家族全員。殺された。
初音が小さかった頃、らしい。
今は、あいつ等の両親は捕まっている。
皆あいつ等を怨んでる。
クラス全員。
え?だって、クラス全員の父母を殺したんだもん。
残酷。
「初音!!どうしたの?」
百花、首をかしげる。
「逃げてきたんだ。うざ双子から」
「どういうことなの?はーちゃん」
はーちゃんと呼ぶのはアタシ。
なんか、百花とアタシ、声にてるから、呼び名が違うんだ。
「いやさ〜、学級目標やってたんだけど…一人でやってたんだ」
「え!?ごめん、はーちゃん!!気がつかなかった!!」
「いいよいいよ、でさ、なんかうざ双子が来て…」
『ぁたちたちがてつだってぁげるでチュ♪』
『まぁ?やったら?アタシはやらないけどね』
「って来たんだよぉ!!だから、一秒で終わらせて逃げてきたんだ♪」
「一秒!?初音すごッ!!さすが、学級委員♪」
「あはは…ももちゃん…一秒本気にしないでよw」
「百花ぁ〜、つっこみどころ!?そこ」
やっぱり、この二人といると楽しい♪
「あ、そういえば、はーちゃんあたしたち、あいつ等虐めようと思うけどどう思う?」
「うざ双子?え?別にいいんじゃない?ウザイし、ムカつくし嫌われてるし、あたしは賛成だよ♪」
だよねー!!
はーちゃんもそうだよねー?
明日から快楽が始まるから、楽しみにしておいてね?
由真、由沙♪