大人オリジナル小説

Re: 無題という題 ( No.3 )
日時: 2011/12/16 22:39
名前: まっきー ◆tsGpSwX8mo

一話「俺という存在」

たまに、ふと思う事がある。自分という存在は、本当に必要なのだろうか。いない方が、皆にとって有益ではないか、と。

ふと空を見た。空は快晴で、黒い雲はおろか、白い雲さえないいい天気だった。

俺はどう考えても意味も無いようなうめき声をあげて伸びをした。

自分の周りには人が沢山溢れている。しかし、一人でうめき声をあげている人間など、ほかには一人も居なかった。

俺はさっき買った缶コーヒーを飲もうとレジ袋をあさった。

大きな駅のロータリーで一人コーヒー飲んでる若者、と他人は思うだろう。

実際そうでないかと言われれば、その通りである。

しかしながら、その様に捉えられると俺は困る。

俺は中学生である。しかも帰宅部だ。特にする事も普段無い。

だからこうやってフラッと外へ出歩いているわけだ。

意味もなく日々を過ごしている人間である。しかもそれに悪びれる気は全く無い。正直負け惜しみ的要素も少し含まれている。

次は俺の過去を話そう。