大人オリジナル小説
- [01] ( No.2 )
- 日時: 2011/12/24 09:52
- 名前: DQ>(・A・;)
[01]
「嫌、嫌だっ!!や・・・・・・・!やめてーっ!!!」
涙がポタポタと滴っていった。
そんな僕を境に、リーダーの彼は不適に笑っていた。
「・・・・フフッ」
『またやってるの・・・・男子達』
『でも・・・逆らえないよね・・・私達も、苛められたくないし・・・・』
『俺は知ーらない・・・・・っと・・・・』
『俺もそうしよ。関わってない、関わってない』
周りから、いろんな声が聞こえる。
同情の声や、差別するような声・・・・
―『自分は、苛められたくない』―。
だから、皆は僕を無視する。
奴に従う。
苛める。
何一つ悪いことしてないのに・・・・・・!
いじめが始まった理由は・・・・
細かく話すとこうかな。
僕は鈴木優って言うんだ。中学三年生で、受験に忙しい。
そんな中、3ヶ月前お父さんが転勤でここ、
頭は良くも悪くもない普通の『上々云東A校』に転校した。
前言ってたところは都会のエリート学校。
自分で言うのもあれだけど、前の学校でも成績トップを
飾っていた僕には、ここの学校は簡単すぎた。
授業なんてサボっても全部わかるぐらい。
でも、地元で一番レベルの高いところはここだったんだ。
そして、優苛めのリーダー・・・
『上々云陽』
・・・・彼がここの学校の理事長の息子で、学年トップを誇っていたらしいんだけど。
2ヶ月前の中間テストで・・・・
――――――――――――――――
一位・鈴木優
二位・上々云陽
――――――――――――――――
抜かした。僕が、奴の成績を・・・・
僕はしらなかったんだ。
・・・・・これが、『いじめ』の開始だってことに――。
彼は、常に何でも『一番』で過ごして来た。
以前、僕が転校してくる前、陽を抜かす人がいたらしい。
その人は、陽と、クラス中に苛められ・・・・現在、不登校らしい。
クラスもクラスで、彼らは陽に従わなければ
自分も苛められるのが嫌だからしぶしぶやる人と、
自分から進んで陽のいじめメンバーに加わり苛めている奴もいる。
僕の両親は知らない。だってここは寮生の学校だから。
先生達も知らない。皆口を噤んでいるから。
そうして、僕へのいじめが始まった。
いじめが始まり約2ヶ月。
最近は、不登校になろうかと・・・最悪の場合、自殺しようかと・・・・考えている。
毎日、泣いて、誤って、殴られて・・・・
そんな僕みたいな人間、生きてる価値なんてないんだ。
僕は手首を一日に一回ずつ最近切るようになっていた。
何処まで追い込んでいるのだろう?
さっさと降参して死ねば、楽になるんじゃないかな?
コレが、いつも思うこと。けど、中々無理な物で・・・
僕は、死ぬならいつか復讐してから死にたい。
それまでは必ず耐えるって決めた。
・・・・話が暗くなったね。
じゃあ、本物の話をしようか。今の、現実の話を。