大人オリジナル小説
- Re: 帰り道。 ( No.12 )
- 日時: 2011/12/27 18:19
- 名前: ∀ ◆cbg6W7jf.E
私と凛は帰っていた。
「……ちょっとグロかったね、うええっ」
「うん……」
私は気持ち悪かった。
もしも香奈がいなかったら、私もやらされていたのかな……?
「そういや、菜々子はもう一人の自分って知ってる?」
「知らない。」
「なんかね。自分がピンチの時に自分の中でヒントを教えてくれるの。んで、たまーに姿現すんだよねー。で、自分がその姿見ると……殺.されちゃうんだよ!」
なんだか、怖い……
「嫌だね……」
「ま、認めてくれているのなら、殺.されなくてすむけどね。」
「そっか。」
もしかして、あの時の……
==========回想シーン============
_______ソレデイイノカナ?
いいの、やらないとまたいじめられる。
_______ソウ。ジャア、マタオトマニカイノトキニ。フフフフフフ。
==========回想終了=============
「あ、ここ私の家だ、バイバイ。」
私は家へ入った。
「じゃーねー!」
「はあ、喉渇いたぁー……」
わたしは冷蔵庫に入っているヴァンタ・グレープをがぶ飲みした。
「くうー、美味しい!」
私は、宿題をしようかな、と思った。
でも、睡魔が襲ってくる。
「……!!ヤバイ、明日お泊まり会だ!!」
睡魔は一気に吹き飛び、私は急いで用意をした。
=======凛視点========
「香奈、あたしはあんたの見方だよ!」
私は蜂の巣公園で香奈と会っていた。
「ほ、ん……とう?」
「うん!これからここで、毎日遊ぼうね!」
「うん……うん!」
もちろん、友達というのは嘘。紗江に命令されただけ。
「あいつ、あーしろこーしろうるさいんだよねー。」(凛
「うん!そうだよねー。」
帰ったらメモをしなきゃ。
え、私がなんでこんな事を言っているのかって?
紗江に許しを受けているから。
「でさぁ、ミミズとかなんで食わせるんだろう。可哀想!!」
「まあ、食べたのは嘘だけどね?」
え?
「私、あの時ガムを食べていたの。」
「いいアイデアだね!」
_______カナラズメ、メモシナイトダメデスヨ?
うん、分かってる。
_______デ、デスヨネ。ワスレナイデクダサイネ!
……あれ?今、もう一人のあたし?
「どうしたの?りんりん?」
「あ、ごめん。ってかりんりんって?」
「凛の事!私の事はかなたん、でいいよ!」
気持ち悪っ。
「かなたん、分かった!」
こいつ、調子に乗ってる……
でも……私の目的はね。
===−=数時間後=====
「じゃあまたねー。」
私は香奈の後姿を見ながらつぶやいた。
「ミッションクリア、っと。」