大人オリジナル小説

Re: Re:愛してる ( No.19 )
日時: 2012/03/06 21:27
名前: おかゆ



次の日。


いつものように学校に行った。
いつものようにいつものグループと――・・



「・・・・・、」


そういえば、この間からはぶられてたんだっけ。


机の上に花壇の土らしき物で汚されていた。よくもまぁ懲りずに。


「マジウケルし」
「いつまで来るんだろうねぇ」
「ちょーしこくなって感じ」
「笑えるーw」


いや、君たちのいじめのやり方に私は笑えるよ。



―・・なんていうとまた何か言われるからやめておこう。


私はティッシュで丁寧に土をとり、ゴミ箱に入れた。


「・・・・今日は何もなしか」

机の中、異常なし。


いつもは画鋲やらゴミやら。ひどいときには誰かの牛乳パックなんかも入っている。

土といいゴミといい、私のためによくここまでやってくれるねぇ。



そして何事もなく机に座る私を見て、麗華たちは舌打ちをした。


「市川さんおはよー」
「・・・?・・・・あぁ、高木さん・・おはよう」

高木さんが挨拶をする。別に嬉しいともなんとも思わなかった。



別にいつもと変わらない。いつものように麗華たちから分かりやすいいじめを受ける。

・・・・あぁ、でも。




「・・・・」
「・・・・」


伊藤とよく目が合うようになった。


目が合う。と言うことは私もそれなりに意識しているということになるけど。


・・・あいつ、あのこと言ってないよね・・?


なんていう不安からだと思う。


「・・・・もっと注意しとけばよかった」

今更言っても遅いのは分かってる。





*****


    <ひまわりさんが入室しました>

ひまわり>>こんにちわー。

ひまわり>>やっぱだれもいませんかねぇ



    <心さんが入室しました>

心>>こんにちわー。

心>>あ、ひまわりさんがいる。

ひまわり>>いちゃいけないんですかw

心>>いや、以外だったんでww

ひまわり>>あー。たしかに私この時間帯にいるのってあんまないですよ
ね・・

心>>この時間帯だとゆーしさんあたりがいますよー

ひまわり>>心さんはどうしてここに?

心>>んー、

心>>特に意味はないんですけど。

心>>ここに来ると落ち着くってのが多分理由ですかね・・

ひまわり>>わかります(笑




ここにいる人たちは皆どことなく私と似ていた。
でももちろん、友達は沢山いるという点では似ていないが。

「・・・・ふふっ」

自然と笑みがこぼれる。
彼ら(彼女ら?)は同じ学年らしい。
そんなこともあってかずっとなかよくやってる。


ひまわり>>じゃぁ私はそろそろ落ちますね。

心>>あ、はい。じゃぁ。


 ・・・



「・・・・・・、」




そして私は携帯をとじ、静かに机にふせるのだ。