大人オリジナル小説
- Re: Re:愛してる ( No.25 )
- 日時: 2012/03/12 21:51
- 名前: おかゆ
「だいたい瑠璃って超生意気ぃ」
「なんかいつも平気そうな顔してさー!なんとか言ってみたらどうなのぉ?」
嗚呼、うるさい。
「自分は強い人間ですみたいな?まじ笑えるー!」
そばにあったモップで腹をつかれる。
その拍子によろけてこける。嗚呼、本当。荷物持ってこなくて良かったよ。
「私達が掃除してあげるっ♪」
「っ、」
水をかけられ、モップで頭をこすられ、トイレの床に口をつける羽目に。
―・・今時こんな古典的なやり方するんだ。てかいたんだ。
なんてことを考えながらも冷たさや痛みに絶える。
「てか泣かないのー?えらーい」
・・・ホント、なんで私は泣いてないんだろう。
「あんたって本当にかわいそう!!ゴミ以下だもんね!あ、だからうちらが掃除してあげてるのかぁ」
・・・・わかった。
私はこいつらを哀れんでいるのか。
逆切れした挙句にこんなことでしか自分のストレスを発散できない哀れな人間。
「・・・・ゴホッ・・」
クズ以下の人間にゴミ以下なんていわれて私は怒りよりも哀れみの方が買っていた。
まったく。
――・・『めんどくさいですね』
ガンッッッッ――・・
麗華は本日何度目かのモップを私に当てようと振りかざした瞬間にそれを私がつかんだ。
「っ!?」
『まったく、人が下手にでていれば・・調子にのってるのはどちらですか?』
「は・・?」
『逆切れした挙句こんなことでしか日々のストレスを発散できない哀れな貴方達に、本当に掃除されるのは誰なのかを・・・教えてあげましょうか?』
そこで私の意識は切れた。
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