大人オリジナル小説

Re: Re:愛してる ( No.74 )
日時: 2012/07/20 20:01
名前: おかゆ



「・・・・そっか」


話を一通り聞いた伊藤は小さく呟いた。


「会っちゃったか」
「・・・うん」
「で、お前は?」
「え?」
「お前はどうしたい?」
「・・・私は・・理紗にもう一回あって話したい」
「だろうな」


ゆっくりと落ち着いて話せるのは多分、

隣に伊藤がいたから。


「――・・自分でけじめ、つけなくちゃ」
「うん。それが一番いいな」


そして彼はまた綺麗に笑うんだ。


「あ、」


突然何か思い立ったように言葉を発した。


「俺もジャマにならない程度にそこにいていい?」

「はっ!?」

何言ってんだコイツ。

さっきまでのしんみりした空気返せ。



「俺がお前のストッパーになるから」
「ジャマにならない所で見てるのに?」
「そんときになったら絶対助けてやる」
「・・・馬鹿じゃないの?」
「大丈夫だから、な?」
「・・・・・・、」


――・・あぁ、私にそんな言葉をくれる人が、


そばにいるというだけで。





「・・・・・・ありがとう」





どうしてこんなに強くいられるのでしょうか。