大人オリジナル小説

Re: お嬢様に虐められて虐めましょう。【自分投票】 ( No.134 )
日時: 2012/12/31 16:24
名前: 黒猫ミシェル

江川さんは場所を話さずに、学校での麗華様を語った。
直ぐに父さんの顔も青ざめていく。
私は震える手を握りしめた。

「麗華様が…虐めを受けている…?」

「…はい」

「そ、それで今何所におられるんですか!!」

「多分…四年二組の教…」

最後まで聞かずに、父さんは走り出した。
私も必死になって走る。

「パパ、こっち!!」

「ああ!」

麗華様は大丈夫だろうか。
自分で見捨てたクセに、そればかりが頭に浮かぶ。
何度も足がもつれそうになりながら、四年二組の教室を目指した。

「ーー痛いッ!!」

その途中に聞こえた澄んだ声。
それと同時に響く笑え声。

「このこえ…」

「お嬢様!!」

父さんが躊躇いもなく女子トイレのドアを開け、中に入った。