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「メイドが、主人の名前を呼び捨てにしないで頂戴」

「…申し訳ない、です」

「行くわよ」

「はい」

私はこの日を境に、私が麗華様に逆らうことはなくなった。
麗華様のどんな我儘も、暴力も、罵倒も黙って耐える毎日。
それでも、私は麗華様の事が好き…だと思う。
それは勿論憎い時だってあるけれど、私がいけないのだから。
………そう、仕方ないのだ。
今も昔も私の主人である麗華様。
あの優しかった麗華様に戻るのを、私は願っている。

＊＊＊

これにて、一応麗華様＆麻衣の過去編終了です。
麗華様がどうしてあんな歪んでいるのか、麻衣が麗華様をどう思っているのかが分かってもらえれば幸いです。
てゆうか何でいきなり過去編？
確か洸大の話じゃなかった？何て思ってる方…。
はい、その通りです(⌒-⌒; )
後でまとめさせてもらいます!!
何か分かりにくくなってきましたが…よろしくお願いします!!