大人オリジナル小説

Re: お嬢様に虐められて虐めましょう。【自分投票】 ( No.161 )
日時: 2013/03/27 15:05
名前: 黒猫ミシェル

死ねば良いって思う時、あるよね?
担任の先生に、嫌いなクラスメイトに、ウザイ親とかにさ。
私の場合は後者で、常に毎日思っている。

「優奈ちゃん、アレしといて」

「はい、お母様」

本当にイライラする。
私という最高な子供がいるのに、汚ならしい子供をたくさん作って。
一体何を考えているのだろう?
血が繋がった娘より、麗華の方が興味あるとか意味わかんない。

「桃子さん?・・・そう、分かったわ。・・・ええ、OKよ。・・・良い子ね。流石私の子供だわ」

お母様の本当の子供は私じゃない。
嫌になる。
毎日子供達に使っている『私の子供』云々が嫌。
もっと私を見て欲しい。
もっと私を誉めて欲しい。
もっともっと私を愛して。
他の子供なんて目にいれないで。
言いたいけど言えない言葉。

「優奈ちゃん?転校の件、少し遅くなるわよ」

「分かったわ」

「あなたはいつも通りで良いのよ。ただし、桃子の友達と言う立場でね」

「大丈夫。上手く出来るわ。・・・へまなんてしないから」

「フフッ。流石私の子供ね、優奈ちゃん」

ほら、また。
皆に使う言葉だけど。
意味なんてない言葉何だけど、言われるとやっぱり嬉しい。

「多分、来週。聖花さんは一緒じゃない。OK?」

「ええ」

「私はこれから出かけるわ。子供達をちゃんと見ていてね」

「・・・うん」

死んで欲しい。
そして、永遠に私だけのお母様に・・・なんて、馬鹿よね。
死ななくても、私だけのお母様にする方法は、もうとっくに考えた。
私はお母様に似て頭が良い。
何より似てるのが、その執着心。
一度手に入れたいと思ったモノは、必ず手にいれなきゃ気がすまない。

「行ってくるわ」

「行ってらっしゃい、お母様」

手を振って、私は汚い子供達の所へ向かう。
お母様を私だけのモノにする為の、大事な作業に取り組む為に。