大人オリジナル小説

Re: お嬢様に虐められて虐めましょう。【自分投票】 ( No.168 )
日時: 2013/04/10 13:02
名前: 黒猫ミシェル

「で?そう言うからには、私たち全員が助ける方法はもう思い付いているのよね?」

「・・・え?」

「まさか、・・・なにも考えないで言っていたの!?」

「お、おう」

皆結城を睨む。
聡子は呆れたように溜め息をついた。

「分かったわ。皆で考えましょうか」

「僕たち・・・も?」

「ゆかり様に逆らうんでしょ?・・・やっぱり、怖よあたし」

結城がその反応にイラつきの声をあげる。

「良いかお前ら!ゆかりがやってることは虐待だぞ!いつまでこんなこと許しているんだ!!」

「そうよ!仲間がこんな目に合っているのに、これ以上我慢でさきないわ!」

リーダー的存在の結城と聡子。
その二人の激昂。
仲間の蚯蚓張りのあと・・・子供達は、迷っていた。
それに追い討ちをかけるように、結城は言葉を選ぶ。

「お前たちだって気付いてるはずだ!家が、会社が、潰れた理由を!」

「けどさ、僕たち何も出来ないじゃん!お金もないし、どうやったって勝てっこないよ!」

「五月蝿いわね意気地無し!」

「うるせぇよ!アレだろ?勝てる方法俺が見つけてやるよ!だから協力してくれ!」

言い出しっぺの余りにも身勝手な発言に、皆は笑った。

「良いよ、協力する!」

「あたしも」

「・・・僕も」

賛同の声もあがり、子供達は希望を見つけた。