大人オリジナル小説

Re: お嬢様に虐められて虐めましょう。【自分投票】 ( No.172 )
日時: 2013/06/20 20:28
名前: 黒猫ミシェル

麻衣へのお仕置きも終わり、麻衣がいれた紅茶を飲む。
カレンダーを見て、そろそろお父様の誕生日が近い事を思い出した。

「今年の誕生日プレゼントは何がよろしいのかしら?」

「…」

去年はお父様の為に世界でも有名なデザイナーにネクタイを作らせた。
お父様はとても気に入ってくれて、部屋に飾ってくれている。
今年はもっと良いものをプレゼントしたいわ。

「ねぇ麻衣?」

「っは、はい!!」

「麻衣は石原に何をあげているの?」

「わた、私ですか…私はケーキを焼いてあげたり…します」

てんで駄目だわ。
話にもならないわね。
余りにも庶民過ぎて、平凡過ぎて、呆れてしまうわ。

「そうですわ、麻衣。明日はあなたもついて来て頂戴ね」

「…畏まりました」

「あの特待生にでも聞いてみようかしら?」

ふと、そう思った。
わたくしの独り言を聞いて、麻衣が目を貼る。
何故かワクワクして、わたくしは微笑んだ。
麻衣が嬉しそうにはにかむのを尻目に、わたくしは寝る事にした。