大人オリジナル小説

Re: 奴隷の幸せ。 ( No.190 )
日時: 2014/03/20 14:45
名前: 黒猫ミシェル

【奴隷の幸せ。】

例えばの話だけど。

僕に奴隷がいたとする。
一人や二人じゃなくて、十人とか、三十人とか。
クラス単位の奴隷。

奴隷は主人…つまり僕に従わなきゃいけない。
部屋の掃除、トイレの掃除、玄関の掃除とか色々あるけど。
それ全て。
僕のいう事全てに「Yes」で返し、嫌な顔一つせずに働かなくてはいけない。
どんな理不尽な命令でも、犬以下の扱いを受けても、ただ黙って耐え抜くしかないんだ。
それが、奴隷。

まぁ、僕の考え何だけど。

その僕だけに従う、働き蟻の中に、一匹だけ。
僕に逆らおうとする蟻がいたら。
他の蟻はどうするのだろうか。
そのたった一匹の為に、力を貸そうと、協力しようと思うのか。
一回の反抗の果てに、待ち受けているのは絶対の死。
それも見せしめの為に、その主人が考えられるだけの惨いやり方で。
ただ、殺される。
それなら。
賢い蟻たちは、消して動かないだろう。
ただその小さな火が消えるのを、じっと、静かに、ただ待つのだ。

つまり、何を言いたいかって言うとね。

奴隷というのは、主人に服従することが幸せだと思うんだ。
だってそうだろう。
従っていれば、生きていられるんだから。
死にたいと思っている奴隷は別だけど。
誰だって死ぬのは怖いし、辛くて、悲しくて、嫌だと思う。
だからどんな理不尽な命令にも従うんだ。
服従するのは生きるため。

生きていられること。
それが、

奴隷の幸せ。