大人オリジナル小説
- Re: お嬢様に虐められて虐めましょう。《アンケート実施中!!》 ( No.99 )
- 日時: 2012/09/18 22:43
- 名前: 黒猫ミシェル
「…そんな事…信じられるはずないでしょ!!?」
その話に、聖花は目を釣り上げた。
どこまで自分をバカにすれば気が済むのだ。
そんなに、人を見下すのが好きなのか、滉大は。
「信じないか信じるかは君次第だからね。…じゃ、聖花」
「なによ…」
「僕は麗華ちゃんの所に戻るから、ここでちゃんと暮らしていくんだよ?」
憎々しげに自分を睨む聖花を、滉大はいつもと変わらない笑顔で見つめる。
その笑顔が、その優しい表情が、もう本当のソレではない事を、聖花は知っていた。
彼に一番似合う言葉、甘ちゃんでも、偽善者でもなんでもない…ただの
「evil spirits...」
「あはは、知ってるよ。…pitiful,kiyoka?」
「早く帰ってッ!!」
最後に滉大は聖花の手の甲にキスを落とし、急いでそこを擦る聖花を尻目に、去って行った。
「気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪いッ!!」
「あら、あなたが聖花さん?」
「はっ?…あんた誰…ッぅ!!?」
「口の利き方に気を付けなさい。私は今日からあなたの主。一条ゆかりです」
手の甲が赤くなってもまだそこを擦る聖花の前に、綺麗に着飾った女が現れた。
品の良いフレームのメガネに、高く結った髪とシワ一つないドレス。
このゴミだらけの場所で、彼女は浮いていた。
「一条…ゆかり?ぃッ」
「ゆかり様、でしょ!?」
「ぁ、はい…ゆかり様」
「はい、舐めて?」
頬に手型がついた聖花は、わけもわからずゆかりの靴を舐めさせられた。
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