大人オリジナル小説

Re: どこへも行けない ( No.3 )
日時: 2012/05/18 20:15
名前: かな

2つめ

「5月19日」

今日は自閉症のビデオを教室で見た。メモ自閉症とは知的しょうがいをともなう場合の多い先天的障害
自閉症の女の子と家族が出てきて、
今日はビデオを見るとヒゲ先生が言った時に変な予感はしてた。
私はお姉ちゃんのことをすっごく考えて、怖くてずっと下を見ていた。
先生は私のお姉ちゃんのことを知っていて道徳の時間にこのビデおをみんなに見せたんじゃないかと思った。見たくないと思ってもビデオの音とか声が勝手に入ってきてすごいキモくていやだった。隣の席の増田くんが
変に思わなかったかすごい心配明日どうしようおはようって普通に言えるかな。
終わってから
感想をかいてくださいと先生がプリントをいつもどおりに渡した。
白紙でだしてしまった。でも先生はお姉ちゃんのことを知っているから別にいいとおもった。プリントは後ろから集めるのじゃなくて、みんな先生の机でプリントを裏返しにして集めるのだったからすごいよかった。
休み時間がはじまって優梨が
「先生向けの感想だったから、かわいそうでしたって書いたけど
ぶっちゃけキモかったねと話しかけたから、内容はわかんなかったけどうんまじキモかったねーと普通の顔してわらった。
ちゃんと笑えてるかわかんなくて、お姉ちゃんはやっぱり普通の人と違ってキモいんだと思った。私もお姉ちゃんの妹だからキモくて、でも隠してるから、普通の人と同じなんだけど実はやっぱりキモいんだと思った。優梨がそういったらよっしーもなっちもみんな今日のビデオで
キモかったところ大会をしていた。私はトイレ行って泣きたかったけど。そういうのも変だと思ってみんなの話を聞いてた。
きいてるうちにだんだん頭痛くなってきて、ひげ先生しねとか、ゆなしねとか、みんなしねとかずっとおもっていた。
でもおねえちゃんしねとかは思わなかった。ふだんはおむつとか汚いし
家族で旅行とか行けないしはやく死ねっていつも思ってた。
でも、ゆなとかよっしーとかが自閉症について喋ってたときは死ねって思わなかった。なんかすごい悲しいだけだった。なんでか自分でもわからなかった。