大人オリジナル小説

Re: 私。 ( No.11 )
日時: 2012/09/12 21:03
名前: 紗莉衣


「ねぇ花澄。最近おかしいよ?」


「え。そうかなぁ?」



すると丁度よく谷内が来た。


「あ。谷内だ。紗莉衣今日は何しよう。」


いつものこれ。


でも私は花澄を確かめるために提案をした。


「机を窓から捨てれば?」



「お!いいね!てゆうか紗莉衣が提案するなんて珍しい。」



「そう、かな」






すると花澄は谷内の元に駆けていった


「谷内さ〜ん♪おっはよー」



すると谷内は花澄を睨んだ。


「・・・何。」



かなり憎しみが込もっている返事だ。


まぁ。あんなことをされたのだからしょうがないだろう、



「やっだなー!もう!朝からそんなテンション低かったらダメだよ?」



すると花澄はひょいっと机を持ち上げ窓から投げた。



「あ。ごっめーん。花澄ねあんたに机いらないと思って投げちゃった。」



すると新島が来た


「花澄ー。机も椅子もいらないだろ。ちゃんと椅子も捨てなきゃ。」



「あごめん。じゃあ新島捨てといてよ」


「えー。まぁいいや。」


そういうと新島は容赦なく思いっきり投げた。



なぜか私は初めて快感を覚えた。



心のどこかで花澄が山口に取られると思っていたのだ。




「やめなよっ!!」



言葉を発したのは山口だった、




「はぁ?あんた何。花澄に逆らう気?」



「こんなことしていいと思ってんの?」



耐えられなくなった私はこう言った。


「おい偽善者。お前は黙ってろよ。」



するとクラスの皆が笑い出した。

そして山口は黙ってしまった。


「あははっ!紗莉衣ナイス!!」



するとクラスの子達が


「確かにあたしもウザいと思ってたんだよねー。」



「紗莉衣ちゃんってすごいね!憧れちゃう!!かっこいい!」



初めてあたしは褒められたように感じでとても嬉しかった。

すると花澄はあたしの耳に近づいた。

するとふわりいい香りがした。

「紗莉衣。花澄ね、あれが必要だと思うの。」


「うん。いいよ。今日みんなでカラオケ行くしね。」



「じゃあ決定みんなに言っとくね!」



放課後、教室を出ていこうとした山口を海星がドアの前に立ち道を塞ぐ。



「あの・・・っ!結憂ちゃん。話あるんだけどいいかな・・・・?」


「え。うん。いいけど。何?」



すると花澄はお得意の鳴き真似をつかって山口にいう。


「あの・・・。花澄、結憂ちゃんに嫌なこと言っちゃったと思っちゃって、謝りたいの。ごめんなさい!!」



花澄の鳴き真似はリアルすぎて怖い。

実際涙が出てるのだ。


「あ。うんいいよ。あたしもなんか言いすぎちゃったと思うから。」



すると花澄は泣き止み


「本当っ?ありがとう花澄、嬉しいわ。じゃあ仲直りの証にカラオケでも行く?」



「あ、うんいいよ。」



やっぱりこいつも馬鹿だ。



「じゃあ行こうか。皆。」



なんで馬鹿しかいないのだろう。



馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿。



するといつものカラオケ店に着き、いつもの部屋へと案内された。



「じゃあ飲み物どうしようか。結憂はどうする?」


「あ・・・結憂・・・。嗚呼うん!オレンジで!!」


「じゃあ店員呼ぶよ。」





するとすぐもしないうちに店員がきた。



「飲み物はどうされますか?」


「あ。オレンジジュース1つとミルクココア8つで!」






「あの・・・結憂って・・・」


「嗚呼。友情の証、ってやつ!!」





「う・・・・うん。」




「失礼します。オレンジジュースのお客様」



「あこっちね。あとは適当に置いといて。」



「失礼しました。」


ここで逃げればいいのに。と思いながらコップを手に持つ。



「じゃ。今日は花澄が乾杯するねっ!じゃカンパーイっ!」


『カンパーイっ!!!』



さぁ楽しい宴の始まりだ