大人オリジナル小説
- Re: 2-Bの秘密 ( No.6 )
- 日時: 2012/09/15 19:57
- 名前: ゆぃ
。*+空海 瀬奈+*。
「・・・せなっ・・・瀬奈!!」
私は母親の怒鳴り声起きた
「何。お母さん。」
不機嫌そうに答えると
母親が時計を見せてきた。
現在8時5分だった。
学校が始まるのが8時30分。
やばい。遅刻だ、
わたしは急いで制服に着替え髪をセットして家を出た。
そのまま走って学校へ行き
ギリギリ間に合った。
騒がしい2-Bの扉を開けるといつものように萌花や矢枝はいなく、
いじめられているのは村上 莉奈だった。
萌花が私に近づいてくる。
「瀬奈ちゃんおはよう。今日は遅かったね。みてよこれ。莉奈ちゃん汚いでしょ?」
と言ってきた
まるで昨日とは違う態度だった。
村上 莉奈は綺麗系の顔をしていてサラサラの髪の毛で頭も良い。
なぜこのような人間がいじめられるのだろう、
私は近くにいた高橋 美優に声をかけた。
「ねぇ。なんで莉奈がいじめられてんの?」
「瀬奈ー!え。うんとねぇ、莉奈が萌花に瀬奈いじめるのやめなよっていったから」
なんで・・・莉奈・・・。
幼稚園の頃からそうだった。
莉奈は。人一倍正義感が強く誰とでも仲良くしていた。
矢枝と流美が莉奈に暴行を加えていた所、萌花が二人に止めの合図を出し、萌花が莉奈にこう言った。
「莉奈ちゃん、辛い?助けてあげようか?」
「え・・・。」
「うんっ。助けてあげるっ!」
萌花はそう言うとにっこり微笑んであたしを見た。
「じゃあね。助けて欲しかったらここで瀬奈ちゃんを殴るの!」
一瞬静まったが皆笑い始めた。
するととなりにいた美優も笑った。
「み・・・美優?」
「だっておもしろいじゃん!こういうの好き。私。」
この女・・・今まで私がいじめられててもそう思っていたのか・・・・
許さない!
私は萌花の所まで歩いていった。
「なぁに?瀬奈ちゃん。あたしになんか用?」
萌花のほっぺを平手打ちした。
するとパシンという音が鳴った。
矢枝が私を取り押さえた。
「やめろ・・・・っ!触るなっ!」
私は矢枝を振りまいて莉奈のもとへいった。
「莉奈。いこっ!」
莉奈の手を引っ張って教室を出た
莉奈の手はあたたかくてふわふわしていた。
莉奈この手をずっと私ははなさない。