大人オリジナル小説
- Re: 2-Bの秘密 ( No.8 )
- 日時: 2012/09/16 09:25
- 名前: ゆぃ
。*+小嶋 琉愛+*。
「琉愛ー。帰ろー。」
そういったのは親友の中村 紗花。
「紗花。うん。帰ろう。」
二人で歩く廊下。
しんとしていてなんか不思議。
「琉愛さ、萌花ちゃんのことどう思う?」
「え・・・萌花ちゃん?あれが本心じゃないと思う。だって本当は優しいし」
すると紗花は少し笑顔がみられ
「そう、だねっ。あたしも思う。」
でもなんか寂しそうな顔。
「紗、花。どうしたの?」
「え、あたしなんかした?」
「ううん。なんか寂しそうな顔してたから。」
すると紗花は、はっとした顔をした。
「いや・・・。別に。あ・・あとね。あたし琉愛に話したいことがあるの。だからあたしんちで今日遊ぼう?」
「うん。いいよ。」
「あ。そのまま来ていいからね。」
「うん。」
するとすぐに紗花の家についた。
それまであたしたちは無言だった。
「どうぞ。」
「あっうん。」
紗花の部屋に着くと紗花は制服を腕まくりしてリストバンドを外した。
「琉愛見て」
紗花を見ると紗花の腕には無数の憎しみがこもったリストカットの跡があった。
「あたしね、小学校の時萌花ちゃんにいじめられてたんだぁ。」
と笑いながらいう目は泣きそうな目だった。
「辛かったのね・・・。」
と震える声で言った
すると紗花は泣いた
「うん・・・・」
私は紗花を抱きしめた。
「紗花、もう泣かなくていいよ。」
「・・・うんっ・・・」
萌花ちゃん・・・。残酷で、でも優しい人。
どっちなんだろう。萌花ちゃんはー。
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