大人オリジナル小説

Re: 椅子取りゲーム ( No.27 )
日時: 2012/12/22 08:34
名前: 小説馬子 ◆MiJ.aMrglc  


「みんな、おはよう。
ごめんね、体育祭。すごく、お腹痛くなっちゃって……。」
健介がようやく学校に来たのは、体育祭が終わって一週間後。

お腹痛くて普通一週間も休むかっての。
どうせ、事が収まるのを見計らったに決まってる。

そんなの、よくおかんが許したな。俺だったら、問答無用で家から追い出すぞ。

ガタンッ

亮太が椅子を蹴った音だ。

「よう、健介。よくのこのここの教室に来れたな。

どのツラさげて来てんだよ!!」

亮太は健介の首を掴む。

「やめて、長森君!!」

吉田が亮太から健介を引きはがそうとする。が、やはり女の子なので簡単に亮太に突き飛ばされてしまった。

「俺には双子の姉貴がいる。
薄々気付いてたんだろ?長森千里だよ。聖月学園だった。」

……なんだ?