大人オリジナル小説

Re: 親友 ( No.3 )
日時: 2012/12/27 00:38
名前: かやこ

〜うそだよね?〜


え〜っと・・・友香のクラスは6組だから・・・。

あ、あそこだ!!

私は、ちょっとクラスの様子を見ることにした。

私だって、ちょっと怒ることだってあるんだよ!

・・・なんてね。

そ〜っと、ドアの隙間からクラスを覗き見た。

・・・あれ?クラスメイトと話してるだけだ。

なにか用事でもあるかと思ったのに・・・。

まさか、すっぽかし???

・・・そんなわけないよね?

そして、私はそっと耳を澄ませた。


「・・・そーいえばさぁ、友香、あの子はいいの?いつも一緒に帰ってるんでしょぉ〜?待ってるんじゃない??」

あっ・・・、私の事だ・・・。

友香、なんて言うんだろ・・・。

ちょっと気になる・・・。

そして、友香は言い放った・・・。

「ん〜、ウザイからすっぽかしちゃった。まぁ、大丈夫でしょ?流石に何十分も待つようなバカじゃないって・・・」

え?今なんて・・・「うざい」?

「ウザイとか、ウケるんですけど〜!」

「え〜、超なかいいじゃん!嘘つくなしw」

「いや、嘘じゃないし。アイツ、最近、私の真似ばっかするんだよね。もういい加減やめてほしい。私だってほかの子達と帰ったりしたいのにさぁ・・・」

「あぁ、わかるわ〜、あの子めっちゃ友香とお揃いの物つけてるよね」

「そうそう、しかも志望高もで一緒にしてきたんだよ〜。流石にウザすぎ。はっきり言ってキモイし最悪」

・・・え?何言ってるの友香?

友香は私の親友で、すごく仲良し・・・だよね?

私はその時の友香が言った言葉は信じられなかった。

だから、その場からすぐに逃げたんだ。



「ハァ・・・ハァ・・・」

どういうこと?

友香が言っていた言葉がすっと頭の中でループしている。

「うざい」「キモイ」「最悪」

私が聞いたことは幻聴って信じたい。

今まで教室に来ないでって言ってたのは、こういうことを言ってたから?

私のことがうざいからなの??

・・・わかんないよ。友香・・・。





〜〜〜教室〜〜〜

「ねぇ、さっきの彩音じゃね?」

「やば〜、聞かれたかもよ?どうするの友香」

走り去る彩音の姿が見えた。

あれほどここには来るなって言ったのに・・・。

何から何までウザイやつだ。

「はぁ〜〜、めんどくさいなぁ・・・。私がアイツのこと嫌いなのは変わらないし・・・」

「そっかぁ・・・じゃあアレ、ヤっちゃう??」

「あはは、いいねぇ」

アレ・・・か。別にいいかもしれない。

「そうだね、ヤっちゃおっか!」

「おぉ、友香がいうならやろー!」

「じゃあ、そろそろ帰ろっか。もうこんな時間だし」

そういって、私たちは別れた。

・・・・・・明日が楽しみだ。