大人オリジナル小説
- Re: シニタイ【コメ待ってます】 ( No.14 )
- 日時: 2013/02/23 21:20
- 名前: ミム
一一話
どうして気づいてくれないの。
こんなに苦しいのに…
もうシニタイ。
「おかえりー。」
私は家に帰るとお母さんの言葉を無視して自分の部屋に向かった。
あなたはもう私の知らない人。
『愛されてない』
だから知らない。
「利奈〜、ご飯できたわよ。」
「………」
「利奈、聞こえてるなら返事してよ。」
「…………」
知らない人にはしゃべりません。
「利奈!」
―――ガラッ
私の部屋のドアを開けられると部屋に入ってきた。
「どうしたの…?」
「…………」
「利奈!!」
「………」
「返事くらいしなさい。」
「…………」
「あーそう。わかったわ。今日はご飯いらないのね。」
私は挑発されるように言われたことに気付き本当にいないかのように接した。
「あー、何か虫がしゃべってるんですけどー。」
初めての言葉遣い。
いや初めてではない。
本当の私はこれだ。
お母さんのことはこれからあんたと呼んであげる。
「その口のきき方はどうしたの!!」
「たくっ、うるせぇな!黙れよ。うざいんだけど。」
あんたは私を睨みつけるように見た。
「あんたなんか私の子じゃないわ!!!」
「だからなに!私もあんたから生まれたくて生まれたわけじゃないからさ!」
それから2人はすれ違った。
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