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舞台

県立白星(しらぼし)中学校
小高い丘の上に建てられた、生徒数五百人ほどの中学校。
一年生から三年生まで七クラスずつある。
浜島小学校、海原小学校、棗小学校を卒業し私学受験をしない場合、エスカレーター式にほとんどがここに通う。
付近に住む、中流家庭の子供が通っている。
制服は男女共にブレザー。
校則で携帯電話の持ち込みは禁じられているが、教師に見つからないように持って来ている者も多い。


玉城紗綾(たまき さあや)
この小説の主人公かつ語り手。
白星中学校二年四組、目立つ女子グループに属している。
小学校の時は目立たない方で、性格は暗かった。
小学校のときの暗い自分が嫌いで、今は明るく振る舞っている。
浜島小学校出身。
部活は吹奏楽部。

神崎礼奈(かんざき れな)
紗綾と同じグループ。
根っからの明るさを持つ、いわゆる人気者。
海原小学校出身。
女子バレー部。

瀬名巧(せな たくみ)
紗綾と同じく浜島小学校出身。
授業中はいつも寝ている。
サッカー部の幽霊部員。

加藤雅秋(かとう まさあき)
大人しくてあまり喋らない。
帰宅部。

有明純哉(ありあけ じゅんや)
いつもグループの中心にいる。
見た目は不良っぽい。
サッカー部。
棗小学校出身。