大人オリジナル小説

Re: 学級崩壊【オリキャラ募集中!&2000突破!!】 ( No.408 )
日時: 2013/10/18 22:52
名前: 藍里 ◆dcuKuYSfmk

音異羅様ごめんなさい!!
勝手に清羅くんとのやりとり、書かせてもらいました!!
可笑しいところがあったら言ってください。
即座になおします!!



14話 粛正

「……さなぎ、俺野暮用思い出したから帰るわ」
ルカからの“綾乃と別れました”というメールを見て、さなぎに告げた。
「え?別にいいですけど…何しにいくんですか?」
俺は急いで勉強道具を片付ける。

「粛正!!」

そう言って、走り出した。
綾乃を泣かせた男の元に。


『5分後、いつものカフェに』


あいつから相談を受けた時に、いつも行っていたカフェに向かった。


「……秋霞さん」
ルカは、そこにいた。
泣きはらした顔で。
「ルカ。別れたんだって?」
「……はい。俺……俺……!!」
泣き崩れるルカ。
「女々しい奴だな!! 中行くぞ!!」
ルカを立たせ、目立たない席へと向かった。
「……で、どうして別れたんだ?」
「……綾乃を守る為です」
「は?」
「……日暮香奈って知っていますか?」
「……綾乃の元親友のあいつか?」
「はい」
ルカは、俺を見る。

「あいつは……綾乃と別れて自分と付き合わなければ、綾乃を殺す……と言ってきたんです」

「……は!?」
俺は立ち上がり、ルカを睨む。
「ルカ。お前は間違ってる」
「……え?」
声を出そうと思った瞬間、注文していたコーヒーが運ばれてきた。
「あの……これ、どうぞ……」
アドレスが書かれた紙が、渡された。
「……昴が……彼女が居るので」
俺はさわやかな笑顔でそれを返す。
ウエイトレスは、泣きそうな顔になった。
「し、失礼しました……」
泣きながらそいつは裏に引っ込んでいった。

「……昴さんと付き合ってるんですか?」
「まぁな」
俺は笑う。
話を元に戻さねば。

「……そういうときこそ近くにいて守ってやるのが彼氏じゃないのか? 綾乃、また切ったぞ」
さなぎと会う前、綾乃からメールが来た。
『ルカと別れた。再発した』
と。
「……でも、俺はもうすぐあっちに戻ります。綾乃を守れません」
「お前が居ないときは俺が守る。昴も渡辺も谷山も居る。だから、安心しろ」
「……はい、ありがとうございます!! 俺、綾乃の所行って来ます!!」
「ああ、頑張れよ!!」
ルカは走り出した。
俺は微笑み、彼女に電話をした。
「もしもし、昴? 作戦成功」
『え、本当!? じゃあアタシは帰ります!!』
「ああ。ありがとな」
『うん!! じゃあね』
通話を終えると、俺を見るたくさんの女の視線があるのに気づく。
昴と雪乃。綾乃以外の女ならいらない。
邪魔なだけだ。

俺は小さくため息を吐き、会計をして、カフェから出た。

「……頑張れ、青年達」

煙草を吸い、煙を長く吐き出した。


※未成年の飲酒・喫煙は犯罪です。決してまねしないでください。
あれ? 清羅くん何歳ですか?