大人オリジナル小説
- Re: 【オリキャラ急募】少女よ、虐められている事に気づけ! ( No.42 )
- 日時: 2013/04/28 20:45
- 名前: ^p^ ◆vMGDUlK0sc
十三話『ベタベタ。』
(夏視点)
……ふぅーん。
牛乳の代わりに、スポーツドリンク、かぁ。
いいんじゃない?
美憐らしくて。
「それじゃあ、行って参りますわね!」
「行ってらっしゃい!頑張って!」
スポーツドリンクってベタベタになるよねぇ……
ふぅーん、面白そうだなぁ。
私達は、隅から見ていた。
「だから、ごめんって言ってるでしょ。っていうか……私もう足の痛みあんまし無いからやれますって言ってるのに先生が許可してくれないだけだよ。」
先生も心配症だねぇ……
そんなに嫌なんだね。
「ふぅーん。それならいいけど。」
姉もいいんかい。
……お、美憐が動き出した。
そしてスポーツドリンクのコップを
美香の方に傾けて、
『パシャッ』
こぼした。
「冷たいっ!!」
「クスクスクスッ」
凛と花は笑っている。
私も勿論笑った。
「あら、飲み物をこぼしてしまいましたわ!ごめんなさいね?美香さん。」
「…………いいですよ、美憐さん。」
本当は心の中で怒ってるんだろうなぁ。
私は不意にニヤニヤしてしまう。
「本当にごめんなさいね!でも美香さんは足を壊してるから……出なくていいから……濡れてもいいんじゃないかしら?」
突然の皮肉。
めっちゃウケるんだけど。
「美香、今顔しかめたよねぇ。」
「めっちゃウケるんだけど!」
凛と花と共に笑う。
「では、このタオル。使ってください!また今度返して下されば結構ですから。ではまた、後でお会いしましょう。」
ちなみに、そのタオルは濡れているタオル。
「ップ、いい気味ね。」
「姉さん。タオル貸して。」
「はいよ。」
アイツ、姉に貸してもらってるよ……
まあ、いいんだけどさ。
ベッタベタになったなら。
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