大人オリジナル小説

Re: 【オリキャラ急募】少女よ、虐められている事に気づけ! ( No.43 )
日時: 2013/04/28 23:12
名前: ^p^ ◆vMGDUlK0sc

十四話『組立体操。』
(陽菜視点)

さあ、組立体操の時間だ。

『ピーーーーッ』

裸足で運動場を駆けた。
そして自分の位置へ行き、
気を付けをする。

『ピッ』

手を上げたり、
二人技三人技四人技……
技をやっていくうちに、
ピラミッドの技になった。

『ピッ』

一段目の土台が座る。

『ピッ』

二段目、つまり私が一段目の人の背中に手をついた。

『ピッ』

三段目の晴ちゃんが私の上に上る。

『ピッ』

そして四段目、いじめ集団が上る。

『ピッ』

一番上の全く知らん人が上った。

『ピーーーッ』

全員が顔を上げる。
正直、苦しい。



『ドサッ』



……は?

「イヤァアアアアアアアアアア!!」

え、今、誰が、落ちたの?


_____________晴ちゃんだった。
多分、美香と話していたのを聞かれていたのだろう。
落とし方はきっと、凛か花か夏が晴ちゃんの頭とかを蹴ったのだろう。

「……やだ。嘘でしょ。」

私が言う。
晴ちゃんは私の友達。親友とまではいかないけど、幼稚園の頃仲良くしていた。

「あんたでしょ……あんたしか考えられないよ。」

私は凛に言う。

「証拠はあるのかな?無かったら言わないでくれるかなあ?」

「……っち……」

正直、証拠は何も無い。
誰か録画している人はいないのかな……






結局、組立体操は中止になった。
最悪だ。

「美香、ごめんね。」

「?何で謝るの?」

「まあ……いいの、いいの。」

まあ、どうでもいいや。

「ねえ、帰った後、アイス食べてかない?」

「うん、いいよ。今日あっついしね!!」

この記憶を打ち消すために、冷たいアイスでも食べよう。