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今度学校の貧血検査で注射があります……
注射大嫌いです。・゜・(/Д`)・゜・。

追記

保留してるうちに注射終わりました……
針ぶっとい！！
跡がまだあるよ……
あざみたいになってるし。

二十一話『修学旅行　自由時間。　その１』
（美香視点）

私はバスから降りた。
自由時間……全く楽しみじゃ無いな。
どうせ、こき使われるに決まってる。

「美香さん、ぼーっとしてないで。早く行くわよ。」

凛さん達はもう先に進んでいた。
私も急いで追いかける。

最初の目的地は、小物屋だ。

「花、これ可愛いよね。」

「うおおおおおおおおおおおーっ！！すげぇーっ！」

花さんと夏さんが指したのは小さいウサギの人形。
でもこれ……1000円もするよ？

「凛ー、これ買わない？」

「可愛いのね、これ……いいわよ、買いましょ。」

凛さん達はウサギの人形を持ち、財布を取り出した。

「あら、美香さんも買わないと駄目よ？」

私は言い返せず、しぶしぶ財布を取り出した。
残金、4000円。

「よーっし、次は……八ッ橋専門店行こーーーっ！！」

花さんが言った。
八つ橋かぁ……これなら少し安いから大丈夫かなあ。

〜八ッ橋専門店〜

「この箱の八ッ橋、美味しそうじゃありません？」

美憐さんが言う。
……これも、結構高いよ。1000円。
しかも、この箱クソでかい。
こんなに食べきれるかどうか……

「うん、いいわよ。皆で買いましょう。」

またこの流れか……
私はまた、財布を取り出した。
残金、3000円。
結構ヤバくなってきた。

〜シュークリーム屋〜

「ここのシュークリーム、美味しいんだって。」

「いいねぇーーーー！！食べてこぉよぉーーーー」

花さんと夏さんが言う。
……この二人、仲いいな。

「いいわね、食べていきましょ。」

「美味しそうですわね……」

美憐さんは店の扉に貼ってあるビラをうっとりと見ている。
そして凛さんは扉を開けた。

「いらっしゃいませー！シュークリームですね！？何味にしますかー！？」

メニューはシュークリームしか無いからか、店員はすぐにシュークリームですね。と言ったのかな？

「私は抹茶で。」

「自分はあああああ！八ツ橋シューで！！」

「じゃあ、私はカスタードにしますわ。」

「私は……うーん、抹茶にするわ。美香さんはどうするの？」

……どうしよっかな？
全部おいしそう。
カスタードにしようかな。

「じゃあ、カスタードで。」

「店員さん、抹茶とカスタードを二つずつ、八ツ橋シューを一つお願いします。」

「はーいっ！かっしこまりましたー！そちらのテーブルでー！おっまちくっださあああああああい！」

「げ、元気な店員ですわね。」

〜二分後〜

……

「何ですの、これ……」

期待に期待を膨らませていたようだった美憐さんはペッチャンコなシュークリームを見て言った。

……っていうか、私達のシュークリームはクリームたっぷりなのに何で美憐さんのだけペッチャンコなんだろ？

「美香様、交換しません？」

ハ、ハァ！？
交換とか無理無理無理！

「す、すいません。嫌です……」

この断り方、変かな……

「う、うぅ……」

結局、美憐さんはしぼんだシュークリームをモムモム食べるのだった。

ふと、私は時計を見た。
……集合時間まで、あと30分ってところか。

よし、まだまだ買い物するぞ！
……私の行きたいところは全然ないけど。