◆序章 貴方は“光”を失った事はありますか。 不平等なこの世界。 幸福な人も不幸な人も、同じ世界の空の下で生きている。 太陽の光は平等に降り注いでいるというのに。 人はいつだって、光を求めている。 辛くて苦しくても、光を目指して進んでいく。 たとえそれが闇に続く道だとしても。 闇に堕ちたとしても、光を求め続ける事を忘れないで。 信じていればきっと、見えてくるから。 たとえどんなに僅かなものであっても。 ほら、手を伸ばして。 届かぬ空に、光を求めて――――