大人オリジナル小説

Re: 【リレー小説】きっとそれは絶望論【募集ちゅっ!】 ( No.111 )
日時: 2013/06/03 07:01
名前: ○☆*_日暮_*☆○ ◆PGhgwuHsZ.

>>110の続きですっ
ぇっ

――――――――――――――――――
(?視点)

煩い、騒がしい。そんな教室通った私と双子の妹。
私達は、親の都合で引っ越し、変な時期に煩くて騒がしいこの教室に来ることになってしまった。
私は他にも理由がある。それは、奏を追いかけて奪うことだ。
あの、奏の大切な瞬を、私の大切な瞬を、

取り戻すために。

『ガラッ』
―――――――――――
(颯視点)

「……僕は小さい頃に大切な人を亡くしたことがある。僕の帽子が風で大通りに飛ばされたから兄が取りに行ってくれたけど……」

『兄はトラックに轢かれた』

そう、僕は人殺しだ。だって、大切な兄を、『颯。颯は今日も可愛いな』そう優しく微笑んでくれた兄を


亡くしたから。

『ガラッ』

教室が開く音と同時に僕の髪を纏めていたリボンはスルッとまた落ちた。

それより大切なものが……
「久しぶり。奏。颯」

「……双葉と四葉なの?」

二葉様と四葉様だ。