大人オリジナル小説

Re: 【リレー小説】きっとそれは絶望論【募集ちゅっ!】 ( No.115 )
日時: 2013/06/08 22:12
名前: ^p^ ◆vMGDUlK0sc

遅くなりました!すいましぇん。
>>114の続きです。

ポニテ!ポニテ!ポニテ!ポニt(ry

____________________________
(四葉視点)

一号館の空き教室。
そこに、私と二葉はいた。

「二葉」

「何でしょう、お姉様?」

私が言うと、二葉はこっちを見て微笑んだ。

「奏のデータを頂戴。……しばらく会ってないから、忘れちゃったのよ。」

「はい。了解いたしました。」

そう言うと、二葉はカバンの中の大量の書類の中から『凉月家』と書いてあるファイルを取り出すと、パラパラめくり、『凉月 奏』と書いてあるページを開いた。

「有り難う。」

私は奏のデータを見た。
奏の弱点や好きな食べ物、嫌いな食べ物や、手伝っている仕事や癖に、嫌いな言葉までも、細かく書いてある。
5ページにも及ぶプロフィールを読み終えると、私は立ち上がった。

「二葉。次は瞬のデータを頂戴。……まあ、見なくても全部細かく覚えてるけど。」

「了解いたしました。」

二葉はニコリと微笑むと、『凉月家』ファイルをしまい、すぐに『逢坂家』ファイルを取り出した。
二葉がページをパラパラめくっていると、二枚の写真が落ちた。

……ああ、この写真ね。

私は落ちた写真を拾い、一枚目の写真を見た。


__引っ越す前の家の庭で、瞬と私がいる写真だ。
背景は薔薇園。でもどんなに美しい薔薇園でも、私は瞬にしか目が向かない。

次に二枚目を見た。

瞬と奏がいる写真だった。
……嗚呼、イラつく。

私はその写真を奏の部分だけ破いた。
やっぱりそれだけじゃ足りず、ライターで燃やした。
そして水道に捨てた。

「……お姉様。大丈夫でしょうか?」

二葉が声をかけた。
……心配してくれるのね。

「ええ、大丈夫よ。」

そう言うと私は『逢坂家』ファイルを手に取り、『逢坂 瞬』のページを開いた。
少し目を通すと、ファイルを閉じた。

「……少し、お手洗いに行ってくるわ。二葉、ここで待ってて。」

「は……はい。」

_______________
(二葉視点)

お姉様は、何故私を見てくれないのかな?

瞬様って、そんなにいい人かな?

どうやったら、お姉様は私の方を向いてくれるのかな?

……瞬様を.殺.したら私の方を向いてくれるかな?

……瞬様と奏様が結婚すれば、私の方を向いてくれるのかな?

今日も私の頭は、お姉様でいっぱいです……