大人オリジナル小説
- Re: 【リレー小説】きっとそれは絶望論【募集ちゅっ!】 ( No.121 )
- 日時: 2013/06/13 16:47
- 名前: ○☆*_日暮_*☆○ ◆PGhgwuHsZ.
>>120の続きですっ♪
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(四葉視点)
奏は邪魔な存在だ。現在は現在。昔は昔。ということは、今の奏を受け入れろ、ということ。
奏はあの頃も、認めたくないほど男女に人気があり、成績も運動神経も良かった。
そして、日本一の金持ちということで『様』や『さん』が付くようになり
私はちゃん付けに変わり、人気もガクッと落ちた。
そして今もそれが続き、美少女令嬢になったのだ。
私の怒りは収まらない。自分はいつだって一番の存在だったから……
(瞬視点)
「瞬、お疲れ」
「今日も女子がお前だけ見てたぞ。逢坂、お前ずるいな!」
俺は今、ちょうどサッカー部が終わって、玄関前にいる。
着替えも終わったし後は奏を待つだけだ。
待っていると、同じサッカー部の仲間が駆け寄ってきて、それから俺は囲まれ続けた。
「お前、本当に人気だもんな」
「俺達には見向きもしない」
「先生もイケメンだけど性格悪いしな」
そんな声に俺は急いで答える。
正直キツい。そのせいで俺はボソッと呟いてしまった。
「奏、遅い」
その言葉は、四葉以外には誰も聞こえていた。
(奏視点)
「貴方は最低です。」
その言葉で奏様も口を開いた。
私の過去が関係している言葉だった。
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