大人オリジナル小説
- Re: 【リレー小説】きっとそれは絶望論【募集ちゅっ!】 ( No.27 )
- 日時: 2013/05/02 19:41
- 名前: ♪アリア♪
- 参照: iPadからですのでトリップがついてませんが本物です。
>>25の続きです。
遅くなってすいません!
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(颯視点)
着替えも終わり、僕はいつも通り男の格好をしていた。
タオルを肩にかけて廊下を歩く。
僕はB組へ帰る道を、いつも通りに何もなかった顔をしてA組の前を通る。
すると扉の向こうから、女子の悲鳴や震える声、男子の怒りの声でザワザワしている事が僕には分かった。
「うるさい!黙れ!お前らには関係無いっ!」
そして、その声の主が誰か分かると、勝手に体が動く。
止めなきゃって思うと自然と手が扉の方へといってしまう。
止まらない手が扉に触れた時、また大きな声が聞こえた。
「お前ら馬鹿ばっかりだ。あんな奴に操られて平気なの?あんたもだ。桃もあいつも金持ちだ。お前らを人形として見ているだけで、心ん中では屑だって思ってるだろうよ...!それなのに………」
ちょうど、着替え終わった御嬢様が入って行く。
僕はただ御嬢様の背中を見ることしかできなくて、でも気付いたら御嬢様の手を昔のように握ってたんだ。
そのまま御嬢様は僕の手を強くにぎりしめ、教室へ入った。
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