大人オリジナル小説
- Re: 【リレー小説】きっとそれは絶望論【募集ちゅっ!】 ( No.82 )
- 日時: 2013/05/05 23:20
- 名前: ^p^ ◆vMGDUlK0sc
>>81の続きだにょん☆(ぶりっ子風)
________________
(氷柱視点)
さっき、走らなければよかった。
暴れた時の傷、虐められた時の傷がジンジンする。
それより、葵はいない。
どこにもいない。
そして私は体育館についた。
倉庫を開いてみた。
「……ん?」
……予想通り、葵がいた。
しかも、寝ていた。
マットの上で。
「つ、らら!?」
ビックリした様子で私に話しかけてきた。
「何でここにいたの?」
「……アイツらに閉じ込められた、のさ。」
葵……
「辛かった……よね……」
「別に、氷柱のためと思えば……」
何が私の為よ。
すごく下手な言い訳でしょ、それ。
「あの時、氷柱のバットを奪って殴っちゃったのは私だし……」
え?
何を言っているの……?
「え?な、殴ったのは私でしょ?」
「いや……私だよ?」
どんどん頭が混乱してきた。
(奈央視点)
病院についた。
……でも私……桃の部屋、知らないよ……
「奈央さんですか?」
「は、はい。」
ナースさんが話しかけてくれた。
「桃さんは、こちらですよ。」
「ありがとうございます。」
部屋の扉には……「面会謝絶」と書いてあった。
「……本当は面会謝絶ですが、「奈央に会わせて」と言ってどうしても聞かないので。」
ナースさんが扉を開けると……
ぐちゃぐちゃになった桃がいた。
(奏視点)
__桃さんは大丈夫だろうか?
__奈央さんは大丈夫だろうか?
__氷柱さんは大丈夫だろうか?
__葵さんは大丈夫だろうか?
__クラスの皆は誰かを虐めてないだろうか?
クラスの事が頭の中でいっぱい。
……誰か、私は教室に連れてって欲しい……
PR