大人オリジナル小説

Re: 【リレー小説】きっとそれは絶望論【募集ちゅっ!】 ( No.83 )
日時: 2013/05/06 07:58
名前: ♪アリア♪ ◆LKo1nGFka6

>>82の続きナノら♪

――――――――――
(葵視点)

『殴られそうになったあの日、今でも忘れない』

私はあの日、氷柱に襲われかけた。傷だらけになっていた氷柱の目に、薄く涙が浮かんでいて
私は氷柱の罪が軽くなるように、って……
バットを奪って殴った。そのあと、私は逃げてしまったんだよ。
そのせいで、私は怒られなかった。
だから虐められて、仲間も減って、今は一人だったんだ。
本当は、私の考えが変だっただけなのにね。

……その事を話すと、氷柱は私を抱き締めてくれた。



(桃視点)

ぐちゃぐちゃの桃は、涙を浮かべて微笑む。
無理に微笑まなくてもいいのに。
「――無理に微笑んじゃダメだよ」
「解ってる。呼んだのは理由があるの」
桃は私を手招きした。

(美香視点)

――がらっ
「凉月さん、こんにちは」
「離し………先生?何で此処に――」
「生徒の見舞いよ。うちの学園が入院する生徒多くてね、虐めが原因だって理事長が言うものだから、暫くは調べるみたいで」
私は苦笑を送ると、椅子に座って凉月さんを見つめた。