大人オリジナル小説
- Re: 【リレー小説】きっとそれは絶望論【募集ちゅっ!】 ( No.84 )
- 日時: 2013/05/06 19:28
- 名前: ^p^ ◆vMGDUlK0sc
>>83の続きでうよ。
___________________
(氷柱視点)
「よくやったよ、葵は……」
本当に殴ってくれて良かった、と思う。
……でも、私が狂ったのは……
桃や奈央を虐めた、葵のせいなのだ。
今日はいいけど、明日からは離れたいところだ。
私は葵を離した。
「……教室、行こうよ?」
葵はゆっくり頷いた。
そして私は教室に行く足を進めた。
〜教室〜
扉の前に立って、ゆっくりと扉を開ける。
『ガラッ』
葵が教室の中に入ると、全員が葵を睨んだ。
「おい、葵。何で戻って来たんだよ。」
「どうせ氷柱に泣いてすがったんでしょ!」
私と葵以外、全員が笑う。(虐めを見ている人は苦笑いだった。)
「……全員、黙って。私の話、聞いて。」
私は目を瞑って、深呼吸した。
そして、次のように言った。
「私が殴られたのは葵のせい。でも、」
また深呼吸した。
「葵と一緒に私と桃さん、奈央さんを虐めた貴方達にも責任はあるんじゃないかしら?」
周りはザワザワしていた。
「……は?」
「何だコイツ。」
「何言いたいの?」
私は営業スマイル(自称悪魔の笑い……中二病だなこれ)をして言い放った。
「だから、私が殴られたのはお前らのせいっていうのもあるんだっつの!全部葵の責任にすんなって言いたいんだよ!」
机をバンッ、と叩いた。
全員がシーン、とした。
「分かった?……あと、葵。」
「な、何?」
この状況で話しずらかった、かな?
……さて、これを言おう。
「明日から私達、さよならだよ。」
「え……え?」
「貴方が虐めを一ヶ月ほどやらなかったら……また遊んであげてもいいけど。……こんな風になったのは葵が虐めをしたせいだから、仕方無いよ?」
「それじゃあ、さよなら。」
私は微笑んで、教室を出た。
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