大人オリジナル小説

Re: 【リレー小説】きっとそれは絶望論【募集ちゅっ!】 ( No.91 )
日時: 2013/05/23 21:13
名前: ^p^ ◆vMGDUlK0sc

久しぶりんこ!
>>90の続き( `ー´)ノ

________________
(氷柱視点)

私は、変わってしまった。
一番恐れていた者になってしまった。
それは。

「怪物」

だった。
正直、

怖い。

自分が怖い。
あの時。
何であんな事をやってしまったのだろう。

_______________
(凛音が皿を割ってしまった後。)

頭、体、足、手。
力任せに、バットで凛音を殴っていく。

「はうっ!あがっ!やめっ……!!」

人が苦しんでいる姿を見て、何故か笑いが込み上げてくる。

「アハッ……ハハハハ……ハハハハハハハハハ!アッハハハハハハ!」

『ドガッ ボスッ ガゴッ』

バットが折れそうなくらい、殴る。
殴る。

今、葵は私にとってとても愛おしい存在になった。
前はただの『友達』『同じような感情を持つ仲間』だったけど
今は葵の事が、とても、愛おしい。

「ヤ……メテ……」

凛音の体は……

すごく、赤い。
鮮やかな、赤。
とても、いい色だ。

「これで、最後」

そして私は___________

最後の一発を決めた。




「……葵……」

私は教室の端の方で吃驚した顔でいる葵を見て、ニッコリ笑った。

「貴方は……私の事、どう思ってる……?」

「……あ、……あ……」

「私は、葵の事……とっても愛おしい存在だと、思ってる……」

私は葵の肩に手を置いた。

「だからこれからは……し「嫌……」

「え……?」

葵が「嫌」と言った。
……私が怖いのかな?
いや、怖くないに決まってる。
私は、葵を守ったんだから________

葵は逃げ出してしまった。

私の家にはもういなかった。

……それから、葵は学校には来なかった。

___________________
(現在に戻ります)

「ひ、ひゃああああ!」

男子の不抜けた声が聞こえる。
……ああ、桃か。

「あんた達が悪いのよ!あんた達が私と奈央を____!!」

桃は半分泣き顔、半分笑い顔で男子達に襲い掛かる。
私はそれを冷たい目で見ていた。

「う、っひゃああああああ!」

男子は扉を開け、廊下に出て、必死で逃げている。
……はは、おっかし。
この前までいじめをして笑っていたのにね。

「……これ、どうなってるんですか?」

後ろから声が聞こえた。
私は期待を膨らませ、振り返る。

……あぁ、奏か。